関東バスケットボールリーグ 2部リーグ8位で終える

主将として、最上級生としてチームを引っ張る桂

勝ち星積むも順位伸びず
関東大学バスケットボールリーグ戦で苦しい戦いが続いていた慶大。順大戦、神大戦で初の連勝を見せるなどチームの出来は試合を重ねるごとに上向いていたものの、リーグ戦全日程を終えて6勝12敗の8位という結果に終わり、3部との入れ替え戦に臨むことになった。(鈴木優人・中澤元・森俊貴)

 

 

順大戦 上級生がけん引 大差で勝利 ○112-74

「上級生が仕事をしないと」。桂主将(政4)は試合後、そう話した。上級生が奮起した順大との一戦は112―74で大勝した。 前半から両校、点数が伸びずロースコアな試合運びが続いていく。その状況を一変させたのは、主将の桂。途中交代で出場した第2Q、自身も得点を重ねるとともに、リバウンドやブロックショットでチームを鼓舞する。 桂に引っ張られるように本橋(環3)は第3Qに2桁得点をあげるなど、他の上級生も伸び伸びとしたプレーを見せた。後半は圧倒的に試合を支配した慶大は、順大に100点ゲームで勝利した。 「練習での頑張りが結果につながりつつあるね」と佐々木HCも主将の活躍をたたえた。3部入れ替え戦圏内の8位につけていた慶大。2部に残留するためにも上級生の活躍が必要だった。

 

神大戦 守備が安定、初の連勝 ○76-69

3部との入れ替え戦を避けるためには後がない慶大。前回は大差をつけられた神大相手に守備的な慶大のバスケットで、76―69と逃げ切り、今季初の連勝を飾った。 神大のエースに仕事をさせない堅い守備で、第1Qを16―14でリードした慶大。しかし攻撃面で良いリズムを作れず34ー31で前半を折り返す。 後半、序盤は接戦となったが、前半と打って変わって攻撃面が光る。本橋(環3)のゴール下や蛯名(法3)の3Pシュートで、第3Qを、59―48と差を広げた。 最終Q、中盤で相手に連続得点を許す苦しい展開。しかし、「集中力が切れかけた場面で声を出すのが仕事」と語る伊藤(環2)がリーダーシップを発揮。 終盤には、自ら得意のドライヴでバスケットカウントを奪う活躍を見せた。徹底した守備で形を作る慶大本来のスタイルが冴え、76―69で今季5勝目を挙げた。

国士大戦 リバウンド取れず、連勝途切れる ●78-82

順大、神大と続いた連勝が国士大戦で途切れた。第3Qで歯車がかみ合わず、78―82で惜敗。 慶大は序盤から厳しいプレスで国士大に思い通りのプレイをさせず、第1Qを19―18で終える。 第2Q、さらにディフェンスを強める。パスワークもうまく機能し得点を重ね、41―32の9点リードで前半を折り返した。 だが、第3Qに慶大のリズムが崩れる。リバウンドを取れず、得点の機会が減り、53―60と逆転を許した。 第4Q、ここで慶大が調子を取り戻す。本橋(環3)がインサイドを支配。大元(環1)、伊藤(環2)らの3Pシュートを呼び込んだ。攻勢を強めたが、あと一歩のところで追いつけず、78―82で敗れた。 負けはしたものの、「蛯名の復帰で(チーム状況は)徐々に良くなってきている。あとはこれを持続することが必要」と佐々木HCは語った。

駒大戦 100点大勝も守備に課題 ○116-99

前日の惜しい敗戦から一転、序盤から得点を量産した慶大は、駒大に116―99の100点ゲームで大勝した。 序盤からテンポ良く得点を重ねた。常にリードを譲らず優位な展開を見せた。 「久しぶりに気持ちよくシュートが打てた」(大元)。後半第3Qでは大元(環1)伊藤(環2)、権田(政2)らの放つ3Pシュートが次々と決まり、一気にリードを拡げ、試合を決定づけた。 この日は伊藤が37得点、蛯名(法3)、大元がそれぞれ21得点と、攻撃陣が爆発。しかし「ディフェンスができないですね。手放しでは喜べないです」と、大量失点の守備に対して佐々木HCは苦言を呈した。

白鴎大戦 追い上げむなしく、勢い持続せず ●75-87

リーグ戦首位を走る白鴎大との一戦。慶大は75―87で敗北した。 前半は一方的に攻められ続ける展開。ゴール下を中心にドライブで崩され、32―50とほぼ20点差をつけられて折り返す。 後半に入ると「パスを2つ以上するな」と、佐々木HCの指示が飛んだ。それから、素早くシュートを打つように。シュート回数が増えたことで得点も入りだし、白鴎大を猛追。しかし、蛯名(法3)の負傷退場などでその勢いを持続させることができなかった。 この時点で他試合の結果から3部入れ替え戦出場が決まっていた慶大。「まわりの結果ばかりに気をとられて、目の前の試合に集中していない」と佐々木HCは選手の精神面の未熟さを嘆いた。

中大戦 守備機能せず、上位相手に惜敗 ●98-103

けがから復帰し、試合を形作った蛯名

リーグ最終戦の相手は現在2位の中大。慶大は展開の早い攻撃で中大に迫るも、一歩及ばず98―103で敗れた。 序盤、慶大は大元(環1)、権田(法2)を中心に精度の高いシュートで加点。しかし、ディフェンスが機能せず第1Q終了時に19―31と、大きく遅れを取った。第2Q、中大のミスをきっかけに流れは一転、慶大に。残り1秒で伊藤(環2)のブザービートも飛び出し、43―46で折り返した。 後半、福本(環1)、大元の得点で試合をふりだしに戻すと、1点を争う緊迫した展開。均衡が破られたのは第4Q残り3分、慶大は小さいミスが絡み、中大に水を開けられる。最後までこの差を埋めることができず、98―103で敗れた。 佐々木HCは入れ替え戦に向け「もう一度ディフェンスを頑張らせます。相手を70点に抑えられるディフェンスがないと辛いですね」と語った。
3部降格回避 玉川大に2連勝
入れ替え戦では3部3位の玉川大と対戦。高さで勝る慶大は、インサイドを中心に攻め込む。第1戦では守備に不安定な場面がみられたが、第2戦は序盤から大きく点差をつけて終始安定した試合運びを見せた。第1戦を87―74、第2戦を92―63と2連勝し、来年度の2部残留を決めた。インカレ出場権は得ることができなかったため、慶大は今年度の全公式戦を終え、シーズンを締めくくることとなった。 (小林知弘)