関東大学サッカーリーグ 1部残留を決める

調子上向き、混戦抜けるか
苦しい試合が続く後期。専大戦まで4連敗を喫し下位に沈む。2部降格も見えかけたが、日体大、神大に連勝。今月10日、神大が国士大に負け、慶大の10位以上が確定し、1部残留が決まった。8位争いが混戦だ。(井口聡一郎・樫村拓真・小林知弘)

 

得点を量産する武藤

早大戦 善意するも悔む立ち上がり ●0-1

 

「互いのプライドがぶつかり合う良い試合だった」。須田監督はそう振り返った。今期最後の早慶戦は0―1で敗れたものの、内容があった。 試合開始から早大にペースを握られた慶大は、4分に相手右サイドから出たパスを押し込まれ、早々と先制を許す。時間が過ぎるにつれ、慶大がパスをつなぐ場面も増えたが、結局シュート0本で折り返した。 後半、慶大は序盤から選手を入れ替えるなどして早稲田ゴールに襲いかかる。守ってはGK峯(政2)がファインセーブで盛りたてた。終盤にかけて高い集中力を見せて反撃した慶大イレブンだったが、得点を奪うことはできなかった。 主将藤田(政4)は、「早稲田には絶対負けたくなかった」と悔しさにじませた。

 

専大戦 先生実らず粘り負け ●1-3

リーグ上位の専大との対戦。「チーム状態は良くなってきている」(須田監督)と、専大の強力な攻撃陣を途中まで抑え込んだが、最後まで粘り切れずに1―3の逆転負けを喫した。 まず試合が動いたのは前半11分慶大の攻撃。右サイドからドリブルでエリア内に侵入したDF岩田(総3)のシュートがゴール左隅に突き刺さる。専大相手に先制点をもぎとったものの、サイドを中心に攻撃を仕掛けてくる専大に押しこまれる時間が続く。苦しい状況の中でGK辻(環4)がPKストップ、DFが体を投げ出してシュートを防ぐなど、1点のリードを守り抜いていた。 しかし後半20分あたりを過ぎて、足が止まりだした。31分にとうとう同点弾を決められると、その4分後には逆転を許してしまう。その後も追加点を決められ、強豪からの金星はならなかった。

喜びを分かち合う武藤(右)ら

日体大戦 武藤ロスタイム弾、感動的勝利 ○2-1

4連敗中の慶大は、現在リーグ2位の日体大と対戦。後半序盤に先制を許したが、 ロスタイムに劇的な逆転弾を決め、2―1で「感動的な」(須田監督)勝利を収めた。 前半は日体大ペース。慶大は何度もピンチを迎えたが粘りの守備で乗り切った。だが後半開始早々の11分、相手のヘディングシュートが決まり先制点を献上。 徐々にペースをつかみ始めた慶大イレブンが本領を発揮し始めたのは24分。左サイドをドリブルで突破したFW武藤(経2)のクロスに、DF藤田(政4)が右足で合わせて同点に追いつく。 ロスタイムには、同点弾をアシストした武藤が、今度は自ら逆転弾を放つ。ドリブルで相手陣内に駆け上がったFW赤木(経4)のパスに、左から合わせた。   試合はそのまま終了し、劇的な勝利を収めた。

神大戦 残留に前進、4発圧勝 ○4-0

現在1部リーグ9位の慶大は、残留争いの上で大きな鍵となる同11位神大と対戦。「気持ちが入っていた」(藤田主将、政4)という大一番は、慶大が4得点を挙げて快勝し、1部リーグ残留圏内10位以内の確保に向け、大きく前進した。 前半は一進一退の攻防を見せるが、両校とも決定打を欠く場面が目立った。33分、均衡を破ったのは慶大。左サイドをドリブルで突破したMF増田(環2)のクロスに、FW武藤(経2)が頭で合わせて先制した。 後半になっても慶大の勢いは止まらない。まずは後半2分。岩田(総3)のパスを、藤田が落ち着いて決め、早々に追加点を奪取。その後も、11分、15分に次々とゴールを決め、優位に展開した。 終わってみれば4―0の快勝。残留に向けて貴重な勝ち点3を得た。