新人・エース投手が活躍

東京六大学野球秋季リーグ戦が今月11日に開幕した。江藤監督のもとで春季リーグ戦を制した慶大は東大と対戦、第1戦は計21安打に加え、ケガで調整していた大型新人白村の初登板、第2戦では福谷が無四球完封勝利と、投打ともに好スタートを切った。                                 (内田遼介)
             

MAX150㌔の直球で打者を圧倒した白村
MAX150㌔の直球で打者を圧倒した白村

東大第1戦
大型新人白村150㌔直球で圧巻

 慶大は東大と対戦、計21安打15得点と開幕初戦を白星で飾った。
 慶大は1回、世界大学野球選手権大会で3本塁打と活躍した伊藤(環3)のタイムリーで1点を先制。2―0で迎えた4回、打者11人の猛攻で一挙7点を奪い、試合を決定づけた。
 一方、慶大の先発投手竹内大(環2)は序盤制球に苦しみ、5回には満塁のピンチを迎えるが、これを切り抜けると以降は無失点。8回からは1年の大型新人白村(商1)がマウンドを引き継ぎ、リーグ戦初登板にしてMAX150㌔の直球と切れのあるチェンジアップで6打者中三振が5つと、圧巻のピッチングで試合を締めた。
 六大学リーグ戦初登板を果たした白村は「早く投げたかった。まずは1勝を目標にして、直球は155㌔くらいまで出せるようになりたい」と次の登板に向けて意気込んだ。





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東大第2戦
エース福谷 完封・無四球

 初戦を白星で迎えた東大戦第2回戦は、慶大が4―0で東大を下し、同カード連勝によって勝ち点1を手にした。
 慶大は初回、松尾(環4)が放った適時打で一挙3点を奪う。その後は、東大先発投手鈴木が持ち直し打線に快音が生まれないものの、6回に長崎(商4)の適時打で1点を加えた。
 投げては、慶大2大エースの1人福谷が無四球2安打完封勝利と圧巻のピッチングを見せ、「完封より無四球が最高だった。夏の練習を経て、自分が変わっているのを感じている。」と好調をアピールした。