昨年12月18日、第5代塾生代表選挙の開票が行われ、山田健太氏(総2)が当選した。有権者28,392人のうち、投票数は3,251票で投票率は11.45%であった。山田氏の任期は1月31日から1年間となる。

しばこう候補と山田健太候補の一騎打ちで始まった第5代塾生代表選挙。選挙期間中にしばこう氏が立候補を取り下げたため、事実上、山田健太氏の信任投票という形での選挙となった。今回は、当選を果たした山田氏に自身の選挙活動を振り返ってもらった。

 

塾生代表に選出された今の率直な気持ちをお聞かせください

ありがたいです。中間発表の数値ではかなり厳しい状況でしたが、最後まで応援してくださった塾生の方々に感謝を伝えたいと思います。そして当選はあくまでスタートであってゴールではないので,しっかりと気を引き締めていきたい所存です。

 

選挙活動において、意識していたことはありましたか

「派手さはなくても着実に」を意識していました。選挙の当選だけを考えるのなら、派手さが必要なのは分かっていました。しかし、「ふざけている」と思われたくなかったため、地味でも一人ひとりの理解を得て輪を広げていくことを大切にしました。

 

11.45%という今回の投票率をどのように考えていますか

「低い」。その一言に尽きるのではないでしょうか。実質立候補が一人しかいない選挙ではあったとはいえ、まだまだ低い値だと思います。塾生代表制度に反対する人が多いというよりは、制度自体が知られていないと改めて認識しました。

また投票システムがあまりにも複雑かつ問題を抱えたものであることが発覚しましたので,確実に次の選挙までに改修します。

 

自身が掲げる公約を改めて教えてください

活動支援面:ゼミやサークルなどを始めとしたコミュニティへの参加をサポートする。

広報面:全塾協議会を含め慶應全体の広報をより透明化し整理し発信する。

予算面:今に合った用途の財源支出を認可し,必要な団体や人を金銭面でも支援する。

 

上記3つを選挙期間中、公約として掲げさせていただきました。

まず活動支援面に関して、現在オリエンテーション実行委員会等の団体と話して抜本的システムの改善を準備しています。もうしばらくで発表予定です。楽しみに待っていてください。

次に広報面に関して,「課外活動のkeio.jp」といったプラットフォームが作れないか考えています。関係各所と相談して進めて参ります。

最後に予算面に関して,現在さまざまな団体に昨年度の支出について伺っている状況です。改めて必要支出を認められるよう制度を作成していきます。

また公約以外では、このあと述べる「慶應に通いたい、慶應が楽しい」と思っていただけるようなイベントの開催を進めていく所存です。ぜひ楽しみにしていてください!

 

今後の抱負をお聞かせください。

皆様に「慶應に通ってよかった!」そう思っていただけるよう邁進していきます。今より楽しく、便利な大学生活を提供するために頑張っていきます。そしてそれを塾生の皆さまと一緒に作っていきたいと考えております。ぜひよろしくお願いいたします。

 

最後に塾生のみなさんへメッセージをお願いします

改めて皆さまに感謝を申し上げます。応援していただき本当にありがとうございました。

お願いが一点あります。皆さまのご意見やお気持ちを私にぶつけてください。私が想定できる皆さまの悩みはあくまでも,私の想定範囲内から出ません。ですので,ぜひ皆さまの声を私にぶつけていただければと思います。私のツイッターのDM宛でも構いません。お待ちしております!

 

 

【プロフィール】

山田健太(やまだ・けんた)

2019年4月総合政策学部入学。総合責任者として世界初のオンライン文化祭となったオンライン七夕祭を成功に導く。昨年10月にSFC新歓実行委員会代表に就任。ミュージカルサークルEMの代表も務める。