先月15日、早慶サッカー定期戦(早慶クラシコ)が開催された。

13000人を超える多くの観客が等々力陸上競技場に詰めかけた。試合の模様がインターネットでも中継されるなど、大きな注目を集めた一戦となったが、慶大男子部は1-5と大差で早大に敗北し、早慶定期戦6連敗となった。
 
試合開始から慶大はピンチを迎えた。5分、早大のFKをGK上田(総2)が弾くも、そこで与えたCKで相手の高さに圧倒され、7分に先制を許す。だが、すぐにFW渡辺夏(総4)が意地を見せる。9分に自らドリブルで駆け上がり、早大DFをかわしてシュートを決め、すぐさま同点に追い付く。

しかしリーグ2部ながら、現在首位と勢いに乗る早大は易々と主導権を手放さなかった。慶大は17分にDFの連携を崩され、2点目を許すと、36分にも早大に右サイドから折り返したボールをゴール正面で合わせられ、3 失点目。前半を1-3で折り返す。
 
後半、慶大は開始時にボランチのMF片岡(総4)を、66分にはFW渡辺恭(商4)を投入し、攻撃の活性化を図る。しかし、それでも早大の猛攻を止められなかった。

72分、早大のCKから勝利を決定づける4点目を奪われる。89分にはまたもやCKから5点目を奪われ、宿敵早大に一矢報いることはできなかった。
 
試合後、須田監督は、「選手たちは精一杯やっていた。悔しさをバネに戦っていきたい」と語った。
(杉浦満ちる)