関東大学サッカーリーグ前期日程が終了した。5月からの成績不振を引きずる慶大は脱却の道を見出せず、降格圏の11位で折り返した。

第8節は流経大と対戦し、0-0の引き分けに終わった。前半序盤から相手にセットプレーのチャンスを多く与え、流れをつかめない。先制点がほしい慶大は15分、カウンターからDF手塚(環4)が右サイドを駆け上がり、FW渡辺夏(総4)にグラウンダーのクロス。渡辺夏がシュートも、相手GKに防がれ得点とはならず。23分には右サイドを崩されるが守護神GK上田(総2)がファインセーブ。その後も攻撃を受けるがGK上田を中心に何とか守る。

後半は開始直後の46分に相手のシュートがバーに直撃。さらにこぼれ球を再度シュートされるがGK上田がスーパーセーブ。慶大は67分にスルーパスに抜け出したDF手塚からのクロスに中央のMF近藤(総4)がシュートも相手GKにはじかれる。結局試合は動かず終了した。

第9節明大戦はまさかの0-3で完封負けを喫した。前節と同じスタメンで臨んだ慶大だったが、序盤から追い風が有利にはたらく相手に攻め込まれると、9分にCKから早々と先制を許す。その後も守備の裏をかいて前線に飛び出す明大の攻撃に苦戦するが、追加点を与えず折り返す。

後半開始早々続けざまに決定的ピンチを迎えるも、GK上田のスーパーセーブで切り抜ける。その後慶大は風を味方につけ攻勢に出る。60分にはMF近藤がCKで風を利用し直接ゴールを狙うキックを見せたが、ボールは惜しくもバーの上へ。得点を奪えないまま、66分にカウンターを浴びて相手に痛恨の2点目を決められると、守備陣は崩壊。直後にダメ押しの3点目を奪われる。「サッカー以前の問題。選手が変わらないと」と須田監督は振り返った。
 
第10節、キャプテン交代やボランチ2枚を4年生に任せる安定性強化など、布陣を大幅に変更した。リーグ2位と好調の順大に挑み、0-0のスコアレスドローに持ち込んだ。序盤からボールに食らいつく守備で順大に決定機を与えず、一進一退の攻防を繰り広げる。慶大はサイドからの崩しを狙った攻撃を仕掛けるも、シュートまで持ち込めず前半を終える。

後半は順大ペースで試合が進むが必死のディフェンスでゴールを割らせない。攻撃面ではほとんど決定的なチャンスを演出することなく終わった。それでも監督が「次節は決勝戦だと思って全精力を傾けて戦う」とコメントするように、慶大は前を向いていた。
 
前期最終戦、桐蔭横浜大との第11節は1-1で痛恨のドローに終わった。久々のスタメンとなったMF杉本(政1)が開始早々にシュートを放ったのを皮切りに、積極的に攻撃を仕掛ける。28分、FW小谷が左サイドを突破し決定的チャンスとなるが、シュートは上方に浮き得点とはならない。
 
試合が動いたのは41分、FW近藤のシュートのこぼれ球を、杉本が拾い強烈なシュートを放つ。惜しくも相手GKのセーブではじかれるが、獲得したCKにDF八田(総2)が合わせて先制ゴールを奪う。

1点リードで折り返した後半、追加点を狙う慶大だったが、57分にPKを与えてしまい、同点に追いつかれる。これで形勢は逆転し、攻め込まれる場面が多くなる。83分にはFW渡辺恭(商4)を投入し攻撃の活性化を図るも、相手の猛攻に苦戦。両者一歩も譲らず、試合終了となった。       (杉浦満ちる)