慶大バスケットボール部 1部リーグ昇格が決定

慶大の攻撃陣をけん引する矢嶋
インカレ6位で今季幕引き

悲願の2部リーグ優勝を果たし、中大との入れ替え戦に臨んだ慶大。昨年苦しまされた相手だが、危なげなく2連勝し、1部昇格を決めた。続くインカレでは、1回戦を難なく突破したものの、2回戦で早くも東海大と激突。1部リーグ王者に対し果敢に攻め込んだが、善戦むなしく惜敗。全国ベスト16で、慶大の今シーズンは幕を下ろした。(森俊貴・中澤元)

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中大第1戦 先月5日 ○93-74 驚異の猛追 快勝収める

悲願の2部リーグ優勝を果たし、ようやく掴んだ1部昇格へのチャンス。慶大は1部リーグ最下位の中大とぶつかった。勝敗の分からない試合が続いたが、終わってみれば93―74と大差で中大を下した。

試合は中大ペースで幕を開けた。ディフェンスに定評のある慶大だが、試合開始3分で2―11と9点のリードを許してしまう。この苦しい流れを断ち切ったのはエースの伊藤(環3)。得意のドライブや3Pシュートで同点に追いつく。その後は慶大らしい堅守速攻で、第1Qを22―17と5点リードで終える。

続く第2Qからは1点を奪い合う混戦となった。大元(環2)が外から、本橋(環4)が内から得点を重ねていくも、中大の猛追を振り切れない。 だが第4Q中盤、権田(政3)が得点を量産。わずか13分で13得点を挙げた。流れに乗った慶大はそのまま中大を突き離し、93―74で快勝した。

中大第2戦 先月6日 ○95-70 チャンス掴み 順調に勝利

中大との入れ替え戦第2戦は勝てば1部昇格が決まる大一番。前日の勝利で勢いに乗る慶大は、前半こそ競り合うも、後半は相手のミスから点差を広げ、95―70で勝利。2連勝で悲願の1部昇格を達成した。

試合序盤は中大ペースだったが、慶大も粘り強いディフェンスで相手の思うようにはさせず、15―19で第1Qを終える。第2Qに入っても譲らない展開が続く。矢嶋(総4)が巧みな技で加点するもリードを奪えず、35―35で前半を折り返す。

後半に入ると、「(リーグ戦)18試合で培ったもの」(佐々木HC)を慶大の選手全員が体現する。連続9得点で流れを掴むと、その後も大元(環2)らの活躍で加点する。29点を奪いながら、相手を僅か10点に抑え、64―45で最終Qへ。第4Qも慶大の流れは変わらず、リバウンドなどで落ち着いたプレーを見せ、リードを守り続ける。最後は4ファウルの主将蛯名(法4)を中心に4年生がコートに立った。試合は95―70で慶大が勝利し、入れ替え戦を2連勝で1部昇格を決めた。

京産大戦 先月26日 ○96-62 実力みせつけ 終始圧倒

1部昇格を果たして迎えたインカレ第1戦は関西地区3位の京都産業大との対戦。試合は出だしこそ苦しんだが、第2Qから慶大の持ち味である堅守速攻が光り、後半も勢いを失うことなく、96―62で初戦を突破した。 試合は相手に先行される展開。しかし慶大も踏ん張り、第1Qを20―20で終える。第2Qに入ると、大元(環2)や矢嶋(総3)、さらには伊藤(環3)がそれぞれ3連続3Pシュートを沈め、流れを掴む。

48―32と16点差をつけ折り返した後半は前半の流れをそのままに、相手の単発なオフェンスに対して順調な得点で点差を広げる。攻守がかみ合い、77―44で最終Qを迎える。第4Qに入っても主導権を握り、「実力が出た」と佐々木HCが語るように結果は96―62で相手を圧倒し勝利した。

東海大戦 先月28日 ●73-84 力及ばず惜敗 今季終える

インカレ第2戦、慶大は1部リーグ王者東海大とぶつかった。学生王者の東海大に最後まで善戦したものの73―84で惜敗した。

第1Q、試合は東海大ペースで進む。慶大も矢嶋(総4)のジャンプシュート、蛯名(法4)の3Pシュートと4年生が活躍するも、第1Qを17―20で終える。

続く第2Q、慶大は激しいチェックで東海大に4分間も得点させず、さらに、伊藤(環3)の3Pシュートで逆転に成功。しかし流れを奪いきることはできずに再び逆転を許し、34―37と3点ビハインドで試合を折り返す。

後半に入ると15点差に広がる。伊藤のロングシュートや第4Q残り8分に矢嶋が放った3Pシュートで57―60と3点差まで追い上げを見せた。だが、結果はわずかに及ばず73―84で慶大は敗北。現チーム最後の試合を終えることとなった。