【独自】バンドサークルLyricalの活動停止 発端はサークル員の内部告発

慶大塾長の伊藤公平氏は、2022年12月20日付で、公認学生団体の「バンドサークルLyrical」に無期限の活動停止を命じた。Keio.jpに公開された通知によると、同団体の活動内で、多数の20歳未満のサークル員が飲酒に及んでいたことが理由だという。団体の公認申請の際に届け出た飲酒事故対策を遵守せず、飲酒を目撃した他のサークル員は制することなく看過していた。本紙は、匿名を条件にLyricalを運営する役員に独自で取材した。

発覚はサークル員の内部告発から

20歳未満の学生による飲酒を大学が感知したのは、1人のサークル員が学生部に報告したことが発端。告発したサークル員が目撃したのは、今年度の夏合宿での飲酒だった。他にも、サークル公式活動後の打ち上げで2回、一部の20歳未満のサークル員の飲酒が確認されているという。

Lyricalは慶大公認団体。公認申請の際には、未成年者による飲酒含め「危険な飲酒行為の禁止」に同意をした上で、公認申請書類を提出している。

「危険な飲酒行為の禁止」を明記した公認申請書類

活動再開を目指す

学生部に提出した顛末書では、サークルの組織運営に関する問題点と反省を報告した。飲酒に対する役員間での認識の甘さと、活動再開に向けた再発防止対策もあわせて伝えたという。

現時点で決定している措置は、総会の定期開催。飲酒の危険性とルールの確認をしたことを、代表と副代表からサークル員に直接伝えることを義務付けた。20歳未満飲酒を防ぐ役職を新たに設置することで、飲酒事故防止に向けた管理体制の強化も図るという。

20歳未満の飲酒禁止および20歳未満飲酒の防止を義務化した誓約書を役員に提出したサークル員のみ、今後の活動に参加できるという制限を設けた。サークル規約にこれまで明記されていなかった、20歳未満者の飲酒に関する規則も新たに設ける方針。役員・サークル員双方が再発防止に向けて取り組むこととなる。役員は、「2度とこのような事態に陥らないように努めていきます」と取材に答えた。

(山下和奏)