関東大学対抗戦Aにおいて、慶大は9月24日に日体大、10月2日に筑波大と対戦。日体大戦は前後半11トライを奪い、67-12で快勝。「ターゲットとしてやってきた」(CTB仲宗根、総4)筑波大戦は相手の激しいプレッシャーの前にボールの争奪戦で後手に回り、15-27で敗戦。慶大にとって痛い1敗となった。     (塚本雅章・井上史隆)

【日体大戦 1年生が躍動 チームに貢献】
 長野県の松本平広域公園総合球技場で行われた日体大戦。慶大は計11トライの猛攻で日体大を圧倒し、67―12で対抗戦2連勝を飾った。
 慶大は試合開始早々からボールを支配し、LO栗原(総4)、FL明本(総4)らが中心となって縦への突破を続ける。前半15分、敵陣22メートル付近のラインアウトからボールを展開し、WTB服部(総1)が相手2人を振り切ってトライ。前半は計5トライを奪い、29―7で折り返す。
 後半も慶大の勢いは衰えず、7分に主将のCTB仲宗根が相手を引きずりながらトライ。15人が一体となった攻撃で計11トライを挙げ、日体大に大勝した。
 この日は1年生の活躍が光った。先発出場のWTB服部と途中出場のWTB浦野(政1)はともに2トライを記録。FL石橋(環1)は持ち味である低く鋭いタックルでチームに貢献した。
 一方、「最後にディフェンスが甘くなってしまった」(田中監督)と終了間際にトライを奪われる後味が悪い試合内容。チーム全体としてタックルミスが目立つ試合であった。
【筑波大戦 勢い保てず筑波大に惜敗】
 チーム始動時から目標としてきた一戦。対抗戦では3年連続で勝利している慶大だが、前節の明大戦に敗れ「手負いの虎」(慶大・田中真一監督)となった筑波大が15―27でリベンジした。
 慶大は前半19分にペナルティーゴールで先制点を許すも、すぐに右サイドを崩し逆転。しかし、「勝利に対する執着心が強かった」(田中監督)筑波大に再び試合をひっくり返される。
 後半開始早々に慶大SO宮川(環2)のトライが決まりシーソーゲームとなるが、後半からプレーの精度を高め、優勢に立ったのは筑波大だった。
後半24分と31分に連続トライを決められ12―20とされた慶大は、残り3分、ピッチ中央でもらったファウルでペナルティーゴールを選ぶ。通常時のキッカーを怪我で欠く慶大のこの日のキッカーは主将仲宗根(総4)。鍵となる場面で「不安なく蹴られた」との言葉通り、ボールは2本のポールの間に吸い込まれた。
主将の一蹴りで15―20とし勢いづいた慶大だったが、ロスタイムに自陣深くでのパスミスから失点し、万事休す。15―27で敗れた。
筑波大に敗れ、自らも「手負いの虎」となった慶大は次節、王者帝京に挑む。