サッカーリーグ戦 後半戦、いまだ白星なし

攻撃の起点として活躍する河井
攻撃の起点として活躍する河井
【決定力不足で苦しい試合続く】
  上位陣が大混戦の関東大学サッカーリーグ。なんとか優勝争いに加わりたい慶大だったが、前期最終戦となった強豪筑波大戦では先制するもミスが絡み逆転負け。続く駒沢大戦では決定力を欠きスコアレスドロー。青学大相手には10人ながら逆転し、勝利目前かと思われたが終了間際に追いつかれ引き分け。再開後いまだに白星なしと勝ちきれない苦しい状況が続いている。              (サッカー取材班)

【筑波大戦 ミスが絡み逆転負け】
 前期最終節を迎えた関東大学リーグ。慶大は前節時点で首位に立つ筑波大と対戦したが、1―2と痛い逆転負けを喫した。
 前半は一進一退の攻防が続く。均衡が崩れたのは前半35分、右サイドを駆け上がったDF保田(法1)のクロスをMF森田(経3)が頭で合わせ、慶大が貴重な先制点をもぎ取る。
 良い形で前半を終えた慶大だったが、後半に入ると筑波大に前線から激しいプレスをかけられ苦戦する。その相手の流れを抑えきれず、後半9分には左サイドからの個人突破により同点弾を許す。
 さらにその5分後の後半14分、慶大はDF間でのパスを相手FWに奪われ、逆転弾を決められてしまう。
 その後も続く筑波大の猛攻はGK中川(環4)を中心とした守りで防いだものの攻め手には欠き、1―2のまま試合を終えた。
 試合後、須田監督は「試合前、格上の相手なので普段以上に90分間集中を切らずに戦えと選手を送り出した。今日の敗戦は慶大に決定的なミスが出てしまったことが全て。当たり前のプレーを確実にできないとやっぱり勝てない」と話した。

【駒沢大戦 好機作るもドローに終わる】
 前回敗戦を喫した駒澤大学との対戦。決定機に決めることができず、0―0の引き分けに終わった。
 慶大は、序盤からパスサッカーを展開して駒大ゴールを狙うも、なかなか得点を奪うことができない。前半残り10分を切ると駒大にゴールを脅かされるシーンが増えてきたが、体を張った守備で守りきり、前半を折り返した。
 先制点を狙う慶大は、後半も積極的な攻撃を仕掛ける。後半開始直後には日高(総4)が左サイドから切り込んでシュートを放ち、キーパーが弾いたボールを河井(法4)がさらにシュートするも決めることができない。そうした中、後半43分に日高に代わり入った森田(経3)が河井からのスルーパスを受けシュートを放つ。しかし駒大ゴールキーパーの好守に阻まれ、この試合最大のチャンスを逃してしまう。そのまま試合は0―0で終了した。
 試合後、須田監督は、「お互いのチームの特徴が出ていた良い試合だった。点を取れればなお良かったが、無失点で切り抜けたことは次につながる」と試合を振り返った。

【青学大戦 ミスが絡み逆転負け】
 リーグ戦再開後、第13節の現在、いまだに勝ち星のない慶大が迎え撃つ相手は青学大。両チーム譲らない試合展開の末、2―2の引き分けに終わった。
 前回の対戦で完敗を喫している青学大に対して、前半から攻勢を仕掛けていく慶大。二度の決定的なチャンスも共にポストに嫌われ、前半は両チーム無得点のまま終える。
 迎えた後半は開始から10分後に主将のDF笠松(総4)がペナルティエリア手前で相手選手を倒してしまい、この日2枚目のイエローカードで退場。このファウルで与えたFKを青学大に決められ、先制を許してしまう。10人での戦いを強いられた慶大だったが「10人になってからの方が、スペースが生まれるからなのか良い攻撃ができていた」と須田監督の言うように、流れが慶大の方へ傾き始める。
 そして後半の17分。MF河井(政4)のドリブル突破から得たFKをDF黄(総4)が直接叩き込み、同点に追いつく。その5分後には相手キーパーの軽率なパスミスを途中出場のMF森田(経3)が奪い去り、そのままキーパーをかわしてゴール。慶大が瞬く間に逆転する。
 そのまま逃げ切りたい慶大だったが、終了間際の後半42分にエリア内でDF田中が相手を倒してしまいPKを献上。勝利目前で同点に追いつかれてしまう。しかしその直後に今度は慶大がPKを獲得。キッカーの河井が蹴ったボールを相手キーパーが止めたが、ホイッスルより先に動いたとして、やり直しの判定。だが二本目も河井が外してしまい試合終了。何とか勝ち点3を手に入れたい慶大だったが2試合連続の引き分けに終わった。
 同点ゴールの黄は「(FKは)距離があったが落ち着いて蹴ることができた。欲を言えば勝てる試合だった。自分たちのミスで失点しているので、次の試合までに修正したい」と気を引き締めていた。