【バスケ】早慶戦 早大に勝ち越しならず ベスト16でリーグ戦敗退

チームの柱として奮闘する家治
チームの柱として奮闘する家治
 第51回関東大学バスケットボール新人戦が、先月7日から12日にかけて、代々木第二体育館などで開催された。慶大は初戦で國学院大を下すも続く筑波大戦で敗北。2年連続のベスト16にとどまった。また、18日に代々木第二体育館で行われた第69回早慶バスケットボール定期戦で、慶大は早大に大敗。20年振りの勝ち越しはならなかった。 (鈴木優人・岡田美也子・井熊里木)

【早慶戦】20年ぶりの勝ち越しならず

 第69回早慶バスケットボール定期戦が先月18日、代々木第二体育館で開催された。昨年の慶大の勝利により戦績は34勝34敗。勢いづく慶大はこのまま勝ち越しを狙うも、74―101で早大の前に敗れた。
 勝ち越しがかかる今回の早慶戦。「早慶戦は気持ちが大事。気持ちが強い方が勝つ」と金子(環4)が語るように、両大学の気迫のこもったプレイに会場は大いに沸いた。
 立ち上がりから中、外とバランスよく加点していく早大。これに対し慶大は早大の強固なディフェンスを前に苦戦し、8―25で第1Qを終えた。
 第2Q。慶大は依然として早大のテンポのよい攻めに対応できず、連続得点を許す。「欲しいときに点が取れない。守りたいときに守りきれない」と蛯名(法2)が語るように、慶大はオフェンスもディフェンスもうまく機能しなかった。慶大は流れを掴めないまま、11―36で前半を折り返した。
 後半に入り、流れを掴みたい慶大はゾーンプレスを仕掛けた。金子(環4)、伊藤(環1)の厳しいディフェンスによる連続スティール。続くオフェンスで主将・家冶(環4)の3Pシュート、本橋(環2)、桂(法3)のバスケットカウントで流れは慶大に。  
 慶大はその後、強いプレッシャーからの速攻を軸にオフェンスを展開するも、フリースローを正確に決めることができず42―69で第3Qを終えた。
 第4Q。慶大はまたもや早大の速い展開についていけず、再び流れは早大に。慶大はゾーンプレスを仕掛け、矢嶋(総2)、金子のスティールからの速攻で追撃する。しかし、慶大の追い上げもむなしく74―101で試合終了。勝ち越しのかかった今回の早慶定期戦は早大の勝利で幕を閉じた。
 試合後敗因に関して、「出だしで離されてしまったこと。チームの流れを持ってくることができなかった」と家冶。また、佐々木ヘッドコーチは「当初からの得点力不足。点が取れないと良い流れにならない」と語った。 下級生中心の今季の慶大が大きく飛躍するためには、得点力不足の解決が急務だろう。

【國学院大戦】後半に意地見せ逆転勝利
 5月、昨年の準優勝校として臨んだ第60回関東大学バスケットボール選手権大会で、大東文化大に敗れた慶大。前回の敗戦から見えた課題を、克服すべく臨んだ新人戦第1回戦。慶大は國学院大相手に、109―68で勝利を収めた。
 滑り出しからチーム全体に固さが見え、開始直後に権田から矢嶋(総2)に交代。攻守共にプレイの粗さが目立ち、1Qを終えて、慶大は21―25とビハインド。
 しかし慶大は、2Qからは矢嶋を中心に徐々に速攻の攻撃態勢を整え始める。攻守の切り替えを早く行う得意の展開で、慶大は徐々にペースを握り始める。
 3、4Qでも流れは慶大のまま。慶大は御家芸であるトランジションのスタイルを保ち続け、順調に得点を重ねていった。
 出だしこそつまづいたが、2Qから調子を上げていった慶大。最終的には100点超えを達成し、109―68で慶大は國学院大に快勝した。
 佐々木ヘッドコーチはリードを許した序盤について、「ガードがもう少ししっかりとゲームを作れないと」とコメント。一方、「ある意味これが(今季慶大の)スターター。これぐらいやってくれないと」と、実に40点差での快勝を評価した。
【筑波大戦】力及ばず大敗喫する
ベスト8進出をかけた筑波大との戦い。トランジションゲームとなったが、「力負け。それが今のチームの実力」という佐々木ヘッドコーチの言葉どおり、慶大は72―101で大敗を喫した。
 第1Qを終えて6―24と、序盤から筑波大リードの大差がついた。速攻で次々と点を重ねる筑波大に対し、慶大は相手の堅守を前にシュートまで運ぶことができず、得点が伸びない。
 第2Q、流れを変えたい慶大は早くもディフェンスをゾーンプレスに切り替える。これを機に試合はトランジションゲームへ突入すると、慶大は蛯名(法2)の連続得点、中島(総2)の3Pシュート、バスケットカウントなどで復調の兆しを見せた。
 しかし第3Q。ターンオーバーからトランジションの息が切れた慶大に対し、筑波大はポイントガードを中心に巧みなパスワークで速攻の手を緩めない。「走るコースやディフェンスでの手の出し方など、細かい詰めが僕らより上だった」(蛯名)。
 慶大は徐々にロングシュートに頼るようになり、これが外れると、3Q終了時には44―76と慶大のビハインドは30点以上に広がった。
 迎えた最終Q。慶大は矢嶋(総2)、吉川(環1)、権田(法1)らのシュートでこのピリオドを28―25でスコアランするも、第3Qまでについた30点差を埋められず。慶大は72―101で筑波大に敗れ、ベスト16で今季の新人戦を終えた。