三田祭初日、ミニステージはMichael Jackson clubのダンスパフォーマンスで幕を開けた。このサークルは、設立7年目の比較的新しいサークルではあるが、10人程でマイケル・ジャクソンのコピーダンスを披露している。

1曲目は「Smooth Criminal」。最もアグレッシブなダンスで、会場を沸かせた。黒いハットと黒いジャケットで身を包んだダンサーによるパフォーマンスは、まさにトップバッターにふさわしい迫力あるダンスだった。途中でジャケットが黒から白に変わり、衣装にも目が奪われるパフォーマンスであった。

MCを挟んで、「Billie Jean」が披露された。この曲の見どころは、ムーンウォーク。ダンサーのなめらかなムーンウォークには、会場から「すごい!」と歓声が上がった。ハットを投げるパフォーマンスもあり、会場はさらに沸き立った。

そして、最後の曲は「Thriller」。最後を飾るにふさわしいマイケル・ジャクソンの代表曲である。ゾンビ風の3人のバックダンサーの登場からスタートし、なんとも表現しがたい不気味さが観客の期待と興奮を誘った。公演の最後にふさわしい迫力のあるダンスであり、まさにマイケル・ジャクソンのような素晴らしいエンターテイメントショーであった。

公演後、メンバーの大澤一仁さん(法3)と吉田龍介さん(総2)に話を聞いた。今回の曲目は、マイケル・ジャクソンの曲の中でも踊りがあり、マイケルについて知識がない人にもわかりやすい曲を意識して選曲された。サークルでは、初めてダンスをするメンバーが多く、4月から練習に励んできた。また、ここにも新型コロナウイルスの影響があり、「緊急事態宣言中はスタジオではなく、公園で練習する苦労もあった」と2人は語る。当日のパフォーマンスでも、マスクをつけたままのパフォーマンスには苦労をしたようだ。

左から、インタビューを受けてくれた大澤一仁さん(法3)と吉田龍介さん(総2)

素晴らしいスタートを切ってくれたMichael Jackson clubは、メンバーを募集している。ダンスに興味のある方、マイケル・ジャクソンのファンである方は、彼らのパフォーマンス動画を検索してみてはいかがだろうか。きっと、素晴らしいエンターテイメントに引き込まれるに違いない。

 

(植竹可南子)