11月23日16時半、メインステージで、三田祭のフィナーレとなる、後夜祭2020が行われた。2日間三田祭を盛り上げてきた塾生団体が一堂に会し、圧巻のパフォーマンスを披露した。

見どころは、後夜祭でしか味わえない、一夜限りのコラボパフォーマンスだ。

オープニングを飾ったのは、K.B.R.society THE KALUA、K.B.R.Modern Schacks、慶應クロスオーバー研究会、慶應サイファー、dance crew esのコラボ。軽やかなステップで、画面越しの観客を魅了した。

続いて登場した、Cheerleaders UNICORNS。はじける笑顔と、なかでもキラキラ輝くポンポンがポップさを演出していた。

続いてK-POPカバーダンスサークルNAVI、さよならモラトリアム、UNICORNS Songleaders、慶應ジャズダンスサークルSIG、アカペラサークルWALKMEN、SHAMCOD、Revolve、dance crew es、Dance Crew JADE、應援指導部、三田祭実行委員会の順に公演を行い、第62回三田祭は幕を閉じた。

全17団体によるエンディングステージが終わると、本年度三田祭実行委員会委員長の柴田健一さん(法政・4)が壇上に上がり、三田祭について語った。柴田さんは、「オンライン開催でも逆境に負けず、一人一人が挑戦する姿を見て、勇気づけられました」と感極まった。

最後に、応援指導部の掛け声のもと、会場全体で若き血の斉唱を行った。歌い終わると、風船が打ち上げられるなどといった例年の派手な演出はなく、静かに2020年度三田祭は幕を閉じた。

メインステージでのパフォーマンスをはじめ、「若きチカラ、燃ゆる血から。」というテーマの如く、塾生たちの元気あり活気にあふれる姿に魅了される後夜祭となった。

 

オンライン開催であったとしても、三田祭は個々の心に静かな闘志を沸き起こさせる。この2日間、あなたはどんな三田祭を感じ取っただろうか。

 

(炭本吏音