学生団体Cytronによる、ミスター慶應グランプリの発表が行われた。三田祭の目玉の一つであるミスター慶應のファイナリスト6名の登壇に目が離せない。

グランプリは商学部2年の白木慈恩さんが獲得。準グランプリ、DHC賞を獲得したのは経済学部3年の天野歩さんだった。

白木さんは過去最多の総投票数28万票の中からグランプリに輝いた。発表の前に行われたのは、自己PRと胸キュン企画。各々個性あふれるパフォーマンスを見せた。白木さんは、エモーションでしなやかなダンスを見せた。真剣な表情に引き付けられた。

一方、天野さんは静寂のなか、合気道を披露。礼に始まり、礼に終わる印象的なPRであった。ほかにも、フリースタイルバスケやアニメ作品をモチーフにした自己紹介など、多種多用な自己PRであった。

ミス日本2020の小田安珠さんを招いて、胸キュン企画が行われた。女性をエスコートするシチュエーションで、自分の得意分野をアピールした。これまでを振り返ってのコメントでは、「自分は何者でもない。他人と比べた自分ではなく、自分らしさを出していかなければならなかった。」と苦労を語る人もいた。

だが、一番印象的だったのは、応援してくれた方への感謝と他のファイナリストへ向けた言葉だった。同じ目標に向かっていく仲間としての絆が垣間見え、モニターの向こうの感動を誘った。「つらいこともある中、この状況下で約半年、駆け抜けてきた経験は財産になる」と語る、この先も挑戦を続ける6人に注目だ。

山本里夏・古田明日香