【野球】前期総評

六大学野球春季リーグが閉幕し、慶大は4位でリーグ戦を終えた。法大、東大から勝ち点を奪ったものの、明大、立大に敗れ早慶戦を前に優勝の可能性が消滅した。

打撃陣では昨年の中軸である横尾(日本ハム)、谷田(JX-ENEOS)が抜け、打撃力低下が心配されたがチーム打率は前季の.2‌5‌7に比べ.2‌5‌3とあまり変化はない。しかし、三振数が前季の82に比べ1‌2‌6と大幅に増加しており、改善が求められる。

そんな打撃陣の中でも光を放ったのがルーキーの柳町(商1)だ。センターのレギュラーとして全試合出場を果たし、慶大史上初、1年春でのベストナインを獲得した。

投手陣はエースの加藤拓(政4)がチームトップとなる4勝を挙げ、前評判通りの活躍。しかし、投球回数は前季の30‌回1/3に比べ68回と倍以上に増加。加藤に次ぐ投球回数は清水洋(法3)の17回と、いかにチームが加藤頼りになっていたのかがわかる。

勝ち点の決着がつくまで戦い続ける六大学リーグでは投手の疲労がたまりやすい。一人の投手に頼りすぎず、うまく継投することが優勝へのカギとなる。秋季リーグでは加藤に次ぐ先発の柱となる投手が出てくることが必要不可欠であり、秋季の投手陣の奮起に期待したい。
(世古宗大士)