関東大学サッカーリーグ 望みつなぐ勝ち点6

残り4戦負けられない試合が続く
残留に向け大きな一歩

5連敗で1部残留へ後がない慶大。大幅な布陣変更をして臨んだ日体大戦でようやく後期初勝利を収める。専大には惜敗を喫するが、その後の筑波大戦で勝利。4試合で2勝2敗とし、残留へ望みをつなぐ大きな勝ち点6を手にした。しかし依然として降格圏に位置しており、残り4試合で、一つでも多くの勝利が必要となる。  (井口聡一郎・山本諭・木下俊亮)

***

日体大戦 ○3-2 端山2得点 大きな勝利

1部残留に向けて1試合も落とせない状況が続く慶大。布陣変更、戦術変更と背水の陣を敷き、日体大戦に臨んだ。

風が吹き荒れる中、試合が開始される。前半23分、ロングパスからペナルティエリア内でファウルを受けPKを獲得。これをFW武藤(経3)が落ち着いて決め、先制する。その後も激しい攻防が続くが両者ともゴールを割れず前半は終了。

後半、開始から試合が動く。後半6分、武藤のスルーパスからMF端山(総2)が抜け出してGKとの一対一を制し2点目を奪う。そして後半21分、圧巻のゴールが生まれる。「狙っていた」と振り返るようにCKを端山が直接ゴールに決め、3点目。しかしその後は守勢に回り、慶大は後半37分、46分と立て続けに失点を喫するが、なんとか踏ん張り3―2で勝利を収めた。

ようやく後期初勝利の慶大。試合後、主将のMF松下(総4)は「これでやっと残留への挑戦権を手にしたと思っている」と気を引き締めた。

専大戦 ●0-1 王者に善戦 今後に光明

連敗を5で止めた慶大は首位専大と対戦。粘り強い守備で専大の攻撃に対抗したが、惜しくも0―1で敗れた。

開始から猛攻を仕掛ける専大に対し、スペースを消して守りを固めた慶大。何度かピンチを迎えるがGK福本(商4)が好セーブを連発。専大に得点を与えない。

0―0で試合を折り返すが後半も専大にペースを握られる。隙を突いたパス回しで慶大をほんろう。慶大も全員が自陣に引く徹底的な守りでゴールを許さない。しかし後半12分、中盤でボールを奪われサイドへと展開されると、クロスから先制点を奪われる。ついにリードを許した慶大はFW平戸(法3)を投入しロングボールを用いて攻勢に出る。平戸のポストプレーからFW武藤(経3)、MF端山(総2)らがチャンスを演出。終盤、端山からパスを受けた武藤がシュートを放つが、ゴールを割れずそのまま試合は終了した。

試合後、須田監督は「負けはしたが今後に光明が見える試合だった」と振り返った。しかし慶大は依然として1部残留に向けて後がない状況だ。

筑波大戦 ○2-1 逆境跳ね除け 気持ちの勝利

延期となっていた筑波大戦。慶大は序盤から苦戦を強いられたが、徐々に主導権を握り、2―1で勝利した。

序盤はカウンターからチャンスを作り、理想的な展開を見せる。しかし前半26分、PKから先制を許すと、その後は筑波大ペース。0―1で前半を終える。
後半開始から慶大は勝負に出る。サイドバックが積極的に攻め上がり、交代で入ったFW平戸(法3)がポストプレーからチャンスを創出するなど、試合の流れを掴む。

すると後半14分、DF溝渕(環1)のセンタリングにMF松下(総4)が飛び込み、同点。さらに攻勢を強めた後半23分、FW武藤(経3)の低いクロスに平戸が合わせ、ついに逆転する。完全にペースを掴み、守備でも筑波大を抑え込み貴重な勝ち点3を手にした。

逆境を跳ね返し、勝利を手にした慶大。「気持ちの部分で勝っていて、そこが勝負を分けた要因だったと思う」と主将の松下が語るように随所に勝負強さが光る試合だった。

早大戦 ●1-2 追いすがるも 早慶戦6連敗

今季3回目となる早慶戦。昨年から数えて5連敗しており、連敗を止めたい慶大だったが試合は1―2で惜敗した。

前半序盤は互いに拮抗した試合展開。慶大もチャンスを掴むが、点に結びけることができない。前半30分、早大のCKからゴールを決められ、先制点を献上。試合は早大ペースになり試合を折り返す。

後半は終始早大が慶大を圧倒。後半開始早々にセットプレーから2点目を決められる。早大の効果的な守備で慶大の攻撃が封じ込まれる。後半30分にMF端山(総2)のCKからFW平戸(法3)が1点を返すが逆転できず。昨季からの早慶戦の連敗を6とした。

1部リーグ残留に向けて後がない状況となったことについて須田監督は、「今後トーナメントだと思い、全力で勝ちに行く」と述べた。