熱い戦いを見せる慶應のなでしこたち

ピッチに向かう慶大女子イレブン
ピッチに向かう慶大女子イレブン

女子サッカー日本代表、通称なでしこジャパンがW杯を制したのは記憶に新しい。現在、日本中で女子サッカーにかつてないほど多くの注目が集まっている。そんななか、慶應義塾体育会ソッカー部女子も着実に力をつけてきている。今回は、そんな慶應のなでしこ達に迫った。

慶應義塾体育会ソッカー部女子(以下 ソッカー部女子)は創部6年目。昨季は2部リーグで全勝優勝を果たし、今季は2年ぶりに1部の舞台で戦っている。女子サッカーといっても試合時間は男子と同じ45分ハーフであり、激しい当たりや鋭いスライディングなども随所に見られ、熱い試合が展開されている。

主将の佐野杏奈さん(環4)は「今、女子サッカー界は非常に注目されているので、このまま競技人口が増えていけば日本が優勝し続けられるのではないか」と今後の日本女子サッカーへの期待を口にした。取材をする中で彼女たちから伝わってきたのは、「もっと女子サッカーが注目され発展してほしい」という想いだった。

慶應のソッカー部女子はサッカーのために大学に入学してきた選手ばかりではない。選手たちに対し、岩崎陸監督は「一生懸命なプレーと慶應らしい粘り強さに期待している。その中でも目標は高く持ち、切磋琢磨していくことに重きを置いてやっている。選手がピッチの中で生き生きとやってくれることが一番だと思う」と語ってくれた。

サッカーを始めたきっかけを尋ねてみると、父親や兄弟の影響でサッカーを始めた選手が多かった。幼い頃は男子と一緒にサッカーをしていたという選手もいる。「サッカーが楽しいと思える瞬間は、対面している相手を抜き去った時。得点を決めた時も嬉しい」と、チームのエースで10番を背負う石原愛海さん(環2)は笑顔で話してくれた。

インカレ出場、都リーグ優勝を目指すソッカー部女子だが、今季は1部リーグで厳しい戦いが続いている。しかし彼女達はひたむきに前だけを見続けている。そんな慶應のなでしこたちの熱い戦いを一度、間近で見てみてはいかがだろうか。

(野々山智文)