慶大入学センターは今年度の一般入試で、2月21日に行われた医学部の「理科」のうち、「物理」で出題ミスがあったと発表した。
医学部では「理科」、「数学」、「外国語」の3科目が試験科目となっており、「理科」では「物理(物理Ⅰ・物理Ⅱ)」、「化学(化学Ⅰ・化学Ⅱ)」、「生物(生物Ⅰ・生物Ⅱ)」の中から2科目を選択して受験する。
今回「物理」の試験において問題文に誤った表記があったため、問題文通りに解くと正解が3つ存在することとなってしまった。そのため、そのすべてを正解とするとした。
その上で、「物理」を選択した受験生と「物理」以外を選択した受験生との間で不公平が生じないよう配慮するという。また、選択科目の組み合わせによる有利不利のないよう配慮したうえで採点を行うとしている。
この問題について慶大は学部入学案内サイト上で「本学といたしましては、今後、このようなことを起こさぬよう、管理体制の強化に取り組んでまいります。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます」と発表した。