【六大学野球】立大第1戦 エースの161球の熱投に打線も奮起

慶大は立大に終盤追い上げられるも序盤に挙げた得点を守りきり、6-4で勝利を収め、僅かに残る優勝に望みを繋げた。先発のプロ注目、加藤拓(政4)は3連続四球と時折制球に苦しみ4失点をしながらも161球を投げ15奪三振で完投、現役最多勝利記録を更新する24勝目を挙げた。

法大に初戦敗れるも2連勝で勝ち点を獲得し流れに乗る慶大のマウンドには加藤が上がる。

慶大は1回先頭の沓掛(商4)がセンタオーバーの2塁打で出塁し、犠打で一死3塁の好機をつくると岩見(総3)の適時打で幸先よく1点を先制する。その後チャンスを演出するも一本が出なかった慶大は4回、柳町(商1)がセンターバックスクリーンへソロ本塁打を放ち、主導権を握る。

しかし、直後の5回表マウンド付近に上がった打球を投手、加藤が取ることが出来ず、その後田村のバント失敗で1アウトを取るも3連続四球で押し出し。ひとり相撲で1点を失う。

突き離したい慶大は5回裏、山本瑛(商4)、山口(環4)の連続ヒット、犠打で一死2、3塁とすると柳町のライトへの適時打で2点を追加し、昨季攻略できなかった好投手田村をマウンドから引きずり降ろす。その後も、照屋(環3)、沓掛の連続適時打で3点を追加。この回、一挙4点を奪い、先発加藤に大きな援護点となった。

8回に一死2塁から2本の適時打で3点を返され、2点差まで追いつかれる。しかし、エースの意地を見せ後続を打ち取り、9回も最後のバッターを三振に仕留め大切な初戦をモノにした。

苦しみながら9回を投げ切った加藤をリードした郡司(環1)は「今日の加藤さんはストレートも乱れ、変化球も抜けていて本来の投球が出来ず苦しんでいた。(今のチームは)加藤さんに助けられていることばかりだったので、野手が攻守にわたりカバーできてよかった。今日は選手全員の勝利」と振り返った。

大久保監督は「昨季完全に抑えられた田村くんの生命線であるストレートを選手が力負けせず打ち返してくれた、欲を言えばヒットの数からしてもう少し得点をとっておきたかった。加藤もしんどいなかで、辛抱強く投げてチームが勝てる投球をしてくれた」と選手を労った。

(高野祐也、好村周太郎、嶋田慎也、久保田航祐)