SFC長谷部研究室 アウトリーチで国際交流

SFCで2月2日から4日の3日間、長谷部葉子研究室の協力のもと、ヤングアメリカン(YA)によるワークショップ、アウトリーチが行われた。
また、企画・運営として、慶大卒の佐野一郎氏が立ち上げ、国内外のNPO団体あるいは企業と連携し、子供向けのプログラムの企画・運営を行っているNPO法人 じぶん未来クラブが携わっている。
YAは「音楽を通して若者のありのままの姿を世界に伝えること」を目標として活動しているアメリカの非営利団体。約300名いる団員は、15歳から24歳までの若者を中心に在籍し、中には日本人も在籍している。
そのYAが行っている教育活動の1つが、このアウトリーチだ。参加した塾生は、歌やダンスを団員とともに練習し、3日間の短期間で1つのショーを作り上げるワークショップとなっている。
歌、ダンスの技術向上や英語を学ぶことのみを目的とせず、参加者が自分自身を見つけなおす事、違う価値観を認める事、大勢で一つのものを作り上げる事の素晴らしさを学ぶためのプログラムである。
最終日に行われたショーでは、新体操やグループでのアカペラなど、参加者の特技を生かしたものも多く見られた。アマチュアながらも一つ一つの歌やダンスには迫力があり、その場の空気が一体となった。
何故このようなワークショップが行われたのだろうか。きっかけとなったのは長谷部研究室に所属する山本憲さん(環4)だ。

自分自身を見直すきっかけに

山本さんは、去年の4月に企業研修のワークショップに参加した際YAに出会い、アウトリーチを体験した。山本さんはアウトリーチを通して、自分の新しい可能性、新しい自分自身を人前で表現することを、今まで躊躇していた事に初めて気付かされた。「このワークショップによる経験で自分は変われる」と感じたという。
「今の日本人は元気がない。YAと一緒に学び、元気になってもらいたい」、「他の大学生にも自分と同じ体験をしてもらいたい。そして、一つのものを作る楽しさを知ってもらいたい」という山本さんの強い思いが、今回のアウトリーチ実現へと至らせた。
人の血液や細胞は100日で入れ替わる。つまり100日で人は新しい自分になるという話があるが、本質的に変わるためにはきっかけが必要だ。YAの行うプログラムが、新しい自分を見つけ、変われるきっかけとなるかもしれない。
(小宮亮祐)