関東リーグ開幕戦、青学大との一戦は21で慶大が勝利した。

チャンスをモノにできない時間が続いた慶大であったが、試合が動いたのは31分。相手GKのパスミスを橋本(総2)が見逃さず、ゴール前にクロス。それが相手のオウンゴールを誘い、待望の先制点。前半を10で折り返す。

しかし、後半開始直後の48分、スルーパスで相手に裏へ抜け出され、失点。試合は振り出しに戻る。一進一退の攻防が続くなか、82分に好機が。橋本が中央付近からドリブルを仕掛けペナルティエリア内に侵入し、PK獲得。これを自ら落ち着いて決め、勝ち越しに成功。相手は同点にするべく、前線にボールを放り込むパワープレーを選択。多くのチャンスを与えるが、GK田原(環3)が守り抜き、開幕戦を勝利で飾った。

2節、関学大との試合は20で勝利を収めた。

13分、カウンターから左サイドを駆け抜けた橋本のクロスを、ファーサイドから走り込んだ山田 (総4)が落ち着いてゴールに流し込み先制点をあげた。56分には、コンビネーションから右サイドを突破した落合(商4)の上げたクロスをフリーで受けた福本(環4)が追加点をあげる。そのまま無失点に抑え、20で試合終了。開幕2連勝となった。

開幕戦終了後、我々は今シーズンより監督を務める淺海友峰氏にインタビューを行った。新シーズンになって取り入れたことが多くあり、開幕戦はそれを試す機会でもあったそうだ。淺海監督は、「関東リーグはどの相手と当たっても難しい試合であり、その中で勝ち切れたことは収穫である」と話した。一方で、開幕戦を勝利したからこそ次につなげるべく、気を引き締めたいとする。先を見据えすぎず、目の前の1試合を全力で戦い抜くと熱い思いを語った。

チーム全体として、走れる選手が多く、個の足元の技術レベルが高いことが特徴であるという今シーズンのチーム。今後に期待である。

(浅川力哉)