【六大学野球】東大第2戦 乱打戦を制し、辛くも勝利

東大第2戦、慶大は逆転に次ぐ逆転で辛くも勝利し、勝ち点を獲得した。

序盤、東大打線に捕まり3点を先制され、追いかける展開となる。慶大は東大先発小林の変化球主体の投球に翻弄されなかなかチャンスをものにできない。しかし山口(環4)の本塁打などで差を縮め、6回、連続四球とヒットで無死満塁とすると大久保監督の積極的な代打策が的中。代打内田(総2)のライト前タイムリーなどで3点を奪い逆転に成功する。

8回、エース加藤拓(政4)を投入し逃げ切りを図る。しかし味方のエラーとヒットでランナーの出塁を許すと犠飛とヒットで2点を失い逆転を許す。

どうしても追いつきたい慶大は9回、重田(環4)、山口の連続ヒットで無死1、3塁と好機を演出。ここまで2安打の郡司(環1)は「自分がこの場面でキャッチャーだったらどうリードするか考えた。外のスライダーで引っ掛けさせてくると思ってました」と狙いすました外のスライダーをレフト前に運び同点に追いつく。その後、清水(総3)の2点タイムリーなどでこの回4点を奪い再度逆転に成功。両チーム合わせて23本の乱打戦を制し、勝ち点を奪った。

投げてはリーグ戦初登板の岡野(商1)、髙橋亮(総1)、菊池(政2)の3投手が継投し、中でも菊池は2回を無失点に抑え次戦に期待を持たせる投球内容だった。

9回に先頭打者としてヒットを放った重田は「スタンドから4年生の応援が聞こえていたのでなんとかその声に応えたかった」と語った。

3安打と打線を牽引し、9回に値千金となる同点タイムリーを放った郡司は「エースの加藤さんが投げた試合に負けを付けさせたくはなかったのでキャッチャーとして一本打ちたかった」と振り返った。

大久保監督は「今日はとにかく負けなくてよかった。今日の投手陣はストライクゾーンで勝負して2四球にまとめ、よく頑張ってくれた。打たれるのは現状の力もあるし仕方ない。(次回明大戦が山場ですがという問いかけに対し)毎試合が山場で大切な試合。意識しないでしっかり戦っていきたい」と3時間を超える打ち合いに疲れを隠せない様子でありつつも、次戦に向けて気持ちを引き締めた。
(世古宗大士・好村周太郎)