ラグビー定期戦 上田氏への想いを胸に

試合前に黙祷を捧げる
試合前に黙祷を捧げる

同志社大学との定期戦が今月5日に行われた。この試合は1912年から始まり、大学ラグビーの定期戦としては最も長い歴史を持つ。今回は、7月23日に亡くなった上田昭夫氏の追悼試合としても行われた。

上田氏は1974年に慶大蹴球部主将としてチームを牽引。卒業後は日本代表としても活躍した。現役引退後、1984年には31歳の若さで慶大蹴球部の監督に就任すると、同年度の関東大学ラグビー対抗戦でいきなりチームを優勝に導く。翌年には慶大に大学日本一の栄冠をもたらした。その後監督を退き、1987年にはフジテレビに入社。キャスターとして活躍する。

一方で慶大蹴球部は上田氏が監督を退いてから低迷期に陥り、大学選手権にすら出場できない時期が続いていた。そんな中1994年、再び監督として指揮を任される。就任4年目には大学選手権準決勝までチームを進め、創部100周年の節目の年である1999年には当時選手権二連覇中の関東学院大を破り日本一に導いた。

両チームのOB、関係者が見守るなか、上田氏への黙祷で始まった試合は序盤からトライの応酬となる。主将で司令塔の矢川(環4)を欠きながらも、バックスで横に大きく展開し、フォワードも激しいアタックをみせた。前半は佐野(法4)のトライを含む3トライをあげるもディフェンスのミスを突かれるなど4トライを奪われ17―22とリードを許して折り返す。後半、メンバーを入替え、フレッシュなメンバーで挑んだ慶大だったが、連携ミスが響き、立て続けにトライを奪われてしまう。後半終盤には粘りを見せるものの結局45―56で敗れ、上田氏の追悼試合を勝利で飾ることはできなかった。
(中山直樹)

大学対抗戦白星スタート

慶大33―23筑波大

関東大学対抗戦の初戦を迎えた慶大は、筑波大を相手に勝利を収めた。
前半4分、相手にペナルティゴールで3点を与えるも、13分にはWTB金澤(商2)がトライを決め、前半を26―11で終える。

後半は、筑波大に2トライを許し、差を詰められる場面もあったが、32分、途中出場のFB佐野(政4)がトライを決め逃げ切った。

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