【慶應塾生新聞会×UNN関西学生報道連盟】全日本大学サッカー選手権大会2回戦展望

FWの山本(政2)に3試合連続得点の期待がかかる
FWの山本(政2)に3試合連続得点の期待がかかる
FWの山本(政2)に3試合連続得点の期待がかかる

全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)初戦で福山大学を2-0と下した慶大。今シーズン目標としてきた「日本一」、1969年以来、45年振りのインカレ制覇に向けて明日の2回戦で阪南大学と対戦する。

FW山本の好調、セットプレーからの得点は好材料

リーグ最終節の早大戦での勝利から好調を維持する慶大。インカレ初戦の福山大戦では終始ペースを握り、データでも(カッコ内は福山大)シュート数13(3)、CK8(1)、とほぼ完勝と言っていい試合内容だった。

中でもFW山本(政2)がここ2試合で3得点と調子を上げている。リーグ戦22試合で全12チーム中10位タイと得点力不足に悩まされた慶大にとって好調の山本は好材料だ。

またセットプレーから得点が取れているのも大きい。ここ2試合の5得点のうち3得点がセットプレーからの得点だ。キッカーの川田(環4)、中で合わせる宮地(総2)、山本には阪南大戦でも得点の期待がかかる。

関西王者の阪南大 FW河田を中心圧倒的な攻撃力

今大会でも優勝候補と目される全国屈指の強豪校は今季、関西学生サッカーリーグを7度目の制覇。22試合で総得点は85、1試合平均およそ4点と圧倒的な攻撃力を誇る。

昨季まで攻撃の柱だった泉澤仁(現J1大宮)や可児壮隆(現J1川崎)らが抜けて大きくメンバーが入れ替わっても、スピードと安定感を併せ持つ攻撃は健在だ。リーグアシスト王のMF山口ら1年生が即戦力として息の合ったプレーを見せた。

ワントップのFW河田は今季リーグ18ゴールで得点ランキング2位に輝いた。囲まれても個で打開してシュートに持ち込めるため、阪南大の須佐監督も「河田にボールを預けたら、たいていいいことがある」と信頼を寄せる。11月23日のリーグ最終節でもフル出場で2ゴールと存在感を見せた。慶大戦もメンバー入りが濃厚だ。

しかし、阪南大は優勝候補に挙げられる戦力ながら2012年の総理大臣杯以来、トーナメント戦のタイトルから遠ざかっている。プロ内定者5人を擁し「黄金世代」と言われた昨季のインカレではまさかの2回戦敗退。今季の総理大臣杯でも準々決勝で流経大に敗れて8強止まりと短期決戦になると強さを発揮しきれていない。

先制点が勝負の分水嶺に

2回戦で難敵と当たることになった慶大。しかしここを突破しなければ、優勝への道はない。まずは圧倒的な阪南大の攻撃を前にGKの峯(政4)を中心とした慶大の守備陣がどれだけこらえられるか。ここで失点を喫してしまうようだと、前に出ざるを得なくなり、阪南大のカウンターの格好の餌食になる。そして流れから、セットプレーから、できるだけ早く点を獲って自分たちを楽にできるか。慶大は今季、先制点を獲った試合は8勝1分1敗と分が良いが、逆に先制点を与えた試合での逆転勝ちはない。この試合でも先制点が分水嶺になりそうだ。

3年振りの準決勝進出、そして45年振りの優勝に向けての一歩となる2回戦は明日14日、13時半からShonan BMWスタジアム平塚でキックオフだ。

(慶應塾生新聞会 寺内壮)

(UNN関西学生報道連盟  前葉慶和)