文学部専攻徹底解説の第3回では、図書館・情報学専攻を取り上げる。今回は、弊会所属の文学部図
書館・情報学専攻2年・中屋桃歌さんにアンケートを実施した。ぜひ参考にしてほしい。
――専攻の雰囲気は?
パソコンを用いた授業や課題が多い特性上、ソフトの操作や、課題のこまめな提出を苦としない几帳面な学生が多い印象。また、後述する学系は図書館・情報学系に単独で該当するため、必修では他の専攻と被る授業が一切なく、自然と専攻内やクラス内で親交が深まることが多い。
――人数や男女比は?
最大受入人数は 60 名とされているが、例年希望者が定員を大きく上回ることも下回ることもないため、各学年 60 名前後が所属している。文学部が一学年おおよそ 800 名で、 17 の専攻があることを踏まえると比較的大規模な専攻と言えるだろう。男女比はおおむね 1:1か、やや女子が多いほか、留学生も少なくない。
――どのような分野を学ぶのか?
五つの学系のうちの図書館・情報学系に属し、他の専攻とは全く別の分野を学ぶ。
――必修やカリキュラムは?
学系が単独の分野に属しているため、他専攻にあるような複数専攻が合同で受講する選択必修が存在せず、語学を除いた必修科目は全て図書館・情報学専攻の開講科目であることが特徴だ。図書館・情報学専攻は三年次から「図書館コース」「情報メディアコース」「情報管理コース」の 3 コースに分かれ、学生はそのうちの 1 つを選択して進級するため、二年次の必修ではそれぞれの基礎科目を受講し、どのコースを選択するか授業を通して検討するように設計されている。
――どのくらい大変か?
特に 2 年の春学期は課題が多く、締め切りが短い課題が毎週のように複数出されることや、必修が 1 限にやたら多く、かなり大変。そのためか、エグ専のひとつに数えられている。
――何故この専攻を志望したのか?
AI やインターネットの普及がメディアや社会にどのような影響を与えるのか興味があり、変化していく情報化社会の成員として情報を適切に扱う力を養いたいと考えたから。
――この専攻に向いている人は?
まずは Excel や Word を用いた授業と課題が多いため、そういったソフトの基本的な操作は前提として求められるため、一年次で基礎情報処理を履修しているとよい。加えて、先述の通り春学期には課題が多いことがエグ専と呼ばれる一つの要因であるため、授業の内容をすぐに復習し、提出物を期日通り提出することが求められる。