新宿からJR中央線で5 分の四ツ谷。その駅の目の前にあるのが上智大学だ。今回はこの上智大を新美有加さん(経済2)に案内していただいた。

大学からすぐなのは日吉と同じだが、並木道がないので、不意に現れた印象を受ける。
まず最初に訪れたのは中央図書館。ここは、キャンパス内唯一の図書館で、世界各国の100 紙以上の新聞が集められている。これも上智大の国際色の表れか。

続いて案内されたのが11 号館ラウンジ。キャンパス内には4 カ所食堂があるが、ここはそのうちの1 つ。奥の売店ではソフトクリームが販売されているが、季節限定の味があるのが特徴。キャンパスを訪れた当時は焼き芋味。寒いのに目の前で購入する人もいて、なかなか人気のようだ。

 

 




次はクルトゥルハイムという聖堂。これは上智大を設立したイエズス会の聖堂として使用されている建物だ。その隣には、上智大で生徒を教えるカトリックの聖職者が生活をする、SJ ハウスという建物もある。ちなみに上智大では神学部教授による、「キリスト教人間学」という授業が全学部1 年生の必修となっているらしい。

最後に訪れたのは1 号館。現在使われている建物のなかでは最古のもので1932 年の建築。中も趣深く、特に1 階の廊下の時計は必見だ。ここでは主に少人数の授業が行われるらしい。上智大は1 学年の生徒数が慶大の3 分の1 程度で、その分少人数授業が充実しているそうだ。
都心のこぢんまりとしたキャンパスの中にさまざまな顔を持った大学であった。

 

(慶應塾生新聞・なる)