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大学の国際化遅れ指摘 IMF・世銀が関心喚起

慶應義塾大学国際センターと国際人材創出支援センター主催の講演会「グローバル・キャリアのすすめ・国際機関で働くという選択」が先月27日に三田キャンパス北館ホールで行われた。講師としてIMFアジア太平洋地域事務所所長の石井詳悟氏、世界銀行(世銀)東京事務所所長の谷口和繁氏、財務省大臣官房参事官、IMF世銀総会準備事務局長の仲浩史氏が招かれた。

本講演の趣旨は、学生に国際機関で働くことへの関心の喚起。日本の大学の国際化の遅れ、海外に対する内向性、留学生への対応の遅れといった課題が開会に際して挙げられた。

石井氏はIMFのルーツや役割について解説を行った。谷口氏は「将来のエリートの居場所は今、急進的に成長している途上国へ移る。日本の人口は90年間で8000万人減る。日本で埋もれないためにどこで大きな仕事をするか真剣に考えてほしい」と主張した。そして幅広い部門の人と連携するマルチセクターアプローチという概念を紹介した。IMFと世銀の採用法を紹介した仲氏は、両機関に就職するには自分が何かのスペシャリストであることに加え、メンタル面の強さが必要であると語った。

日本はアメリカに次いで世界で2番目にIMFと世銀へ出資しているにもかかわらず、両機関で働いている日本人はそれぞれ2―3%だという。「現代の日本の学生は、日本のGDPの成長がバブル崩壊後見込めないので自国の経済成長を見たことがない。しかしそのような学生が国際機関に興味を示さねばならない」と三者、口をそろえ強調した。

2012年10月には東京においてIMF・世界銀行年次総会が開かれる予定で、学生ボランティアの募集が行われた。

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