慶大野球部・伊藤隼太選手(環4)が1027日、阪神タイガースからドラフト1巡目に指名されたのを受け、日吉キャンパス協生館にて江藤監督と共に記者会見に応じた。会見内容は以下の通り。


(まずは伊藤選手)

―ドラフト1巡目ということで率直な気持ちは。

「指名の瞬間まで不安だった。でもどこでもやってやるという気持ちでいた。(指名されたことは)素直に嬉しいし光栄に思う。指名されたことで一区切りついたが、明後日から早慶戦があるので、そこで有終の美を飾りたいと思う」

―どのような思いで今日を迎えたのか。

「普段通りの練習をしていたし、自分では意識はしていなかった。なるようになると思って過ごした」

―希望と不安、どちらが大きいか。

「希望と不安は半々(笑)」

―この喜びを誰に伝えたいか。

「ずっと一緒に頑張ってきた4年生の仲間と今まで支えてきてくれた両親にまず感謝の気持ちを伝えたい」

―阪神タイガースの印象は。

「入ってみないとわからないが、熱狂的なチームで愛されているチームだと思う」

―伊藤選手が目標とする打者は。

「金本選手(現阪神タイガース)。自分とタイプが似ていると感じた。長く活躍できる選手になりたい」

―同世代が多く活躍する阪神タイガース、何か意識することはあるか。

「ライバルは多いと思うが、自分ができることをやっていこうと思う」

―阪神の本拠地、関西は少し変わった環境だと思うが。

「何があっても自分をぶらさないこと。自分を持つことが大切だと思っている」

―慶大野球部OBである高橋由伸選手(現読売ジャイアンツ)と比較されることは。

「光栄に思う。ただ大学の実績も全く違いますし、今の段階では目標というより憧れという存在」

―慶大の主将・4番という1年間はどのようなものだったか。

「まだシーズンの途中なのですが、正直ここまで大変だとは思わなかった。まず自分の事よりチームのことを考えなくてはならない。秋季はチームが思うように勝てていないし、自分も不甲斐ない成績でいる。そういう中で思い悩んだりした」

―六大学野球出身の選手で対戦したい投手は。

「みんなと対戦したい。プロのすごい投手から打ってみたい」

―甲子園がホームになることは。

「(甲子園は)高校3年間で一度もプレーすることができなかったところ。小学生のころからずっと憧れの地だった。とても楽しみ」

―プロ1年目の目標はやはり新人王か。

「目標を置くというよりも、その場その場でやるべきことをやっていく。やってみて結果が後からついてくればいいなと思う」

―阪神ファンに向けて。

「阪神タイガースの一員として精一杯頑張りたい」


(次に江藤監督)

―監督になり、初めてのドラフト選手だが。

「(阪神タイガースということで)いいところに決まったと思う。伊藤よりも心配して夜も寝ることができなかった。プロ野球は野球人の目標。(指名されて)良かった。これから本当の野球人生が始まる。とりあえずこれまでが認められた結果だと思う」

―伊藤選手の1年目に求められるものは。

「まずは1軍に入ること。あとはキャンプで怪我をしないこと。そのうえで目一杯頑張ってほしい」

―プロ野球界の先輩として。

「頑張れしかない。これまで伊藤にはプロの世界のことを色々教えてきた。これからが勝負。プロは実力を試す場でもある。彼は必ず通用すると思う。阪神に認められたのだから」

―伊藤選手の売りは。

3拍子揃っている選手は珍しい。特に彼はスピードがある。打っても守ってもそのスピードは役に立つ」

―伊藤選手にどのような打者になってほしいか。

「(高橋)由伸とは彼は違う。できれば金本選手のようになってほしい」