今月3日、三田キャンパス南校舎ホールで、全塾ゼミナール委員会が主催する「業界講演会2011」が初日を迎えた。第一回目はコンサルティング業界で、企業から招かれた3名が業界の現状と展望、さらに自身の学生生活から現在に至るまでの「自分史」について語った。

平成9年に始まり今年で15回目となる「業界講演会」は、全学部ならびに全ゼミ生の利益となり、学生生活をより有意義なものにすることを目的として、各学部生から2名ずつで構成された計10名で運営している学生団体、全塾ゼミナール委員会が毎年主催している講演会。講演会に招く企業は毎回、5000人を越えるゼミ生によるアンケートをもとに構成される。

今年度からの試みとして、OB・OGで統一すること、また塾生時代からの思い出を語る「自分史」を講演会に導入することで、より塾生にとって身近な講演会を目指した。

今年度、業界講演会のスローガンは「継往開来(けいおうかいらい)」。慶應義塾の学生が主体的に実現していくべき目標として、先人の偉業を継承し未来を切り開くという意味だという。

「興味のある業界だけでなくそれほど関心のない業界講演会にも、一度足を運んでいただきたい。ぜひ視野を広く持って、これからの学生生活を意味あるものにするために活用してほしい」と全塾ゼミナール委員会委員長である粂田朋来さん(経3)は語った。

今後の業界講演会の予定は、今月20日エネルギー開発業界、21日化粧品業界、24日鉄道業界、26日証券業界、27日新聞業界、11月7日放送業界、8日アミューズメント業界、10日出版業界、16日銀行業界、17日広告業界。いずれも慶應義塾大学三田キャンパス、南校舎ホール(南校舎5階)にて開催予定。なお、清涼飲料業界・コンサルティング業界・消費財業界・海運業界・テクノロジーインフラ/金融サービス業界についてはすでに終了した。

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