6月1日、明治神宮球場で早慶戦第1戦が行われ、慶大が早大に1-8で敗れた。

慶大は、5月18日、19日に行われた明大戦で連敗し、翌週明大が法大に勝利したため優勝の可能性がなくなっていた。対する早大は、勝ち点を獲得すれば2020年秋以来の優勝決まる。慶大としては、目の前での宿敵の胴上げを阻止したい。

慶大の先発は、外丸東眞投手(環=3)。外丸は昨秋無敗。エースとしてに迎えたシーズンで真価を見せるべく早慶戦のマウンドを踏んだ。

しかし、2回、早大に四球、送りバントなどでチャンスを作られると8番石郷岡大成にセンター前に運ばれ、先制を許す。さらに続く3回、3番吉納翼にホームランを打たれる。5回にも4番印出太一にタイムリーを打たれ、外丸はこの回で降板となった。外丸投手は5回を投げ3失点と悔しい結果に終わる。

6回からは、荒井駿也投手(商3)がマウンドに上がる。しかし、四球でランナーを許すとチャンスを広げられ、9番伊藤にタイムリーを許す。さらに犠牲フライで追加点を許し、なおも二死2,3塁のピンチで3番吉納にこの日、二本目のホームランを浴びる。

吉納にスリーランを浴び、肩を落とす荒井

 

打線は、早大の先発、伊藤樹の前にヒットが出ず、チャンスが作れない。8回表慶大はようやくチャンスを作る。6番横地広太(法2)がファーストへの内野安打で出塁すると、死球、ヒットで無死満塁のチャンスを作る。9番古野幹(理工4)が打った打球は併殺打になるもその間に、慶大が1点を返した。慶大は、さらにたたみかけたいが反撃もここまで。打線は、3安打に抑えられさらに9三振を喫した。

6月2日の試合で早大が勝利すれば、早大の優勝が決まる。

鈴木廉