リーグ戦第2週・vs青山学院大~1部の厳しさを痛感、そして修正へ

9月26日 慶大85-106青山学院大 ●
9月27日 慶大103-90青山学院大 ○

前週の東海大との試合を終え1勝1敗で迎えた第2週、相手はリーグ戦優勝2連覇を果たしている青山学院大である。結果は1勝1敗と、2週連続して1部リーグでの戦いの厳しさを痛感させられる結果となった。

1戦目は、後半で粘りを見せられず、青山学院大のペースを崩せなかったことが要因となって、85-106と21点差で負けを見ることとなった。「大きな差となるというのは、体力の差と技術的な目の付けどころ。1人に対して2人でかかっていけば、勝てるでしょと言い続けているけど、最初のほうはセット、セットにしてる…だから、まさにスタミナ切れ。心身のスタミナ切れ。そうならないためには、2対1で速く攻めないと、やられて体力消耗しますよ」と佐々木ヘッドコーチ(HC)が話すように、慶大はセットプレイを強いられた。ゆえに、3Pを次々と決める♯5辻を止めることができず、慶大本来のプレイができないまま終了のブザーをがなった。

21点差の反省から勝利へ
♯7岩下・気持の余裕からか、豪快なダンクで会場を沸かせた。
♯7岩下・気持の余裕からか、豪快なダンクで会場を沸かせた。

2戦目。前日は青学の堅いディフェンスを前に、慶大の速いバスケットができなかった。しかし、この日は違った。前半こそ46-51と青山学院大にリードを許した。
3Q序盤は青山学院大の♯7渡邉、♯16比江島の得点で48-57とリードを広げられる。その後、♯14酒井(3年・福大大濠)の3Pが決まると、♯5小林(4年・福大大濠)のバスケットカウントへと続く。♯4田上(4年・筑紫丘)がリバウンドからシュートを決め、直後に♯4田上のアシストで♯14酒井が得点をして、61-59でリードを決めた。ここで青山学院大はタイムアウトをとるも、慶大が流れをつかんだまま3Qで30得点を決め、76-70で最終ピリオドを迎えることになった。
4Qは残り7分30秒のところで、78-78と同点になり気の抜けない展開は続いた。しかし、競り合うゴール下を♯7岩下(3年・芝)が死守し、♯5小林の3P、♯4田上のレイアップ、そして♯7岩下の豪快なダンクと続き、87-80とリードを広げていった。流れを変えたい青山学院大は、タイムアウトを2度もとるものの取り戻せず、♯16二ノ宮(3年・京北)のブザービーターとともに、103-90で慶大が勝利をつかんだ。

勝因について、「今日は田上かな。あと、岩下にちょっと言ったのができていた」(佐々木HC)

♯4田上・「自分のプレーにしっかり集��しようと切り替えられたのが良かった」と2戦目の勝利の後に話した。
♯4田上・「自分のプレーにしっかり集中しようと切り替えられたのが良かった」と2戦目の勝利の後に話した。

「たくさん練習したセットを全部使わないで、2to1をすべきだということを学生も気づいたんじゃないかな。みんなよく動けたんじゃないかと思う」と佐々木HCは、田上を中心としたセットプレイから2対1のプレイに切り替えたことが勝因だと話していた。田上自身も1戦目の敗戦から勝ちにもっていけたことに関して、
「自分の自信のあるプレーというかゾーンの時の役割を全うしようと集中したというか、一生懸命やったという感じです」と振り返った。

さらに、前日はゴール下で不調だった♯7岩下の活躍も要所、要所で速攻につながるリバウンドをとり、慶大の流れを作り出していた。
「試合前に佐々木先生に呼び出されて、スタッツみせられて、『お前がこの数字では慶應は絶対勝てない。自分の仕事をしっかりと意識して』と言われて、試合中も僕がミスしたときに佐々木先生が後押ししてくれたんで、そういうところは感謝しています」

1戦目から2戦目への切り替えがうまくいったことが勝因と言えるだろう。
現時点で2敗の慶大だが、この結果は佐々木HCの中では予定通りのことだったようだ。しかし、優勝のためには、ここからは無敗でいきたいところだ。このままチームの状態を上向きにさせることができるかが鍵となるだろう。

文:阪本梨紗子
写真:井熊里木
取材:阪本梨紗子、湯浅寛、金武幸宏、井熊里木