9月9日、関東大学サッカーリーグ戦後期が開幕した。前期を首位で終え、1部昇格を狙う慶大は第12節(9日)の城西大戦、第13節(17日)の帝京大戦に勝利し、勝ち点を30に伸ばした。リーグ戦は11月24日の第22節まで慶應義塾下田グランドなどで行われ、勝ち点上位2チームが自動的に1部に昇格する。
 
 
城西大戦
▼9月9日 ○ 
【慶大3―0城西大】

 前半2分、慶大はコーナーキックを主将DF冨田(環4)が押し込み先制。19分には、MF飛田(理4)がセンタリングを上げ、MF武田(政4)が合わせて追加点をあげる。城西は最終ラインを積極的に上げ、フリーキックでチャンスを作るが、後半31分、中川(総2)で突き放し、慶應がペースをつかんだまま試合が終了した。李監督は、「結果には満足しているが、2点目の攻撃ができるように質を高めていきたい」と上を目指す気持ちがうかがわせた。
 
 
帝京大戦
▼9月17日 ○
【慶大2―0帝京大】 

 9月中旬とは思えない暑さの中、慶大は開始から冨田を中心とする安定したディフェンスと、両サイドを起点としたロングパスでの攻撃が機能し、帝京大相手にセットプレイを含む数多くのチャンスを演出。結果は後半から現れ、18分に巻(法3)がフリーキックから直接ゴール。試合終了直前の44分には甲斐(経2)に替わって投入された大森(商1)がサイドから巧みなボール捌きで突破し追加点。慶大が2―0で快勝した。
 「今日のような、相手が引き気味の時にどう流れを作っていくか、まだまだ工夫が必要」と、李監督は冷静なコメントを残した。