国芳の魅力 豊かな画想に迫る

教養研究センター日吉行事企画委員会主催の新入生歓迎行事として、講演会「国芳の魅力 その豊かな画想」が10月7日、日吉キャンパス来往舎1階シンポジウムスペースで開催された。浮世絵研究家の岩切友里子氏が登壇し、世界で人気を博す浮世絵師、歌川国芳の多岐にわたる作品を紹介しながら、その魅力について講演した。
 
岩切氏は、浮世絵の枠を超えた国芳の魅力を3点挙げた。優れたデッサン力から生まれる多彩なデザイン、和漢の古典的要素に遠近法等の西洋画の要素も巧みに取り込んで魅せる独創的なアイデア、愛嬌いっぱいに人を惹きつける豊かな画力にあると語った。
 
講演の最後には塾生に向けて、「国芳に限らず、浮世絵は古い時代のものという固定観念を持っているとしたら、それは偏見だと思います。絵の楽しさは昔も今も変わらないので、浮世絵に興味を持ってもらえたら嬉しいです」と語った。
 
また、7月28日から先月31日までの間には、日吉メディアセンターで「慶應のKUNIYOSHI 浮世絵と絵本」と題した展示も行われ、慶應義塾が所蔵する国芳の作品が紹介された。