学生部が対応策を実施

先月12日から14日にかけ、慶大の教育支援システムが停止し、アクセスができない状況が続いた。当システムを管理する三田学生部は今後、同じ問題が起きないようにすでに対応策を取っている。

教育支援システムとは、自分の履修する科目の授業時間割や試験の時間割をウェブ上で確認するためのページである。今回、12日の午前4時20分~14日の午前8時45分の間システムが停止し、7日に公表された試験科目時間割を確認しようとした塾生に影響が出た。

システム停止の原因として、試験科目時間割の閲覧のためアクセス数が増加したことが考えられる。だが過去に今回の3倍のアクセスが集中しても問題が生じなかった。そのため別の原因についても調査中である。

今回の問題は、週に一度行われるアクセスログの圧縮処理作業中に生じた。この処理はアクセス数のもっとも少ない時間帯として日曜日の早朝に行われていたのだが、日曜日にトラブルが起きてから翌日13日が祝日であったため問題の解決が火曜日にずれ込んだ。

今後の対策として、三田学生部は処理作業を祝日である可能性が低い火曜日に設定することで、万が一問題が起きても速やかに対応できるようにすることを決め、実行している。また、システムの稼働状況を定期的に自動で確認するプログラムを動かすようにした。

三田学生部は「今後、このような長時間におよぶシステムのダウンは発生しない」としている。