▼第一戦 ●
【慶大2―4早大】
「悔しいの一言」。試合後、杉山主将(政4)はそう吐き捨てた。27年ぶりに勝ち点4で並び、完全優勝を賭けて臨んだ今回の早慶戦。だが、初戦を制したのは早大であった。慶大の先発は合田(政4)。試合序盤は、丁寧なピッチングを披露するも、五回、早大の四番・田中幸に左越え満塁打を浴び、結局この回で降板。慶大も、直後の六回に代打の佐藤翔(総2)が、九回には岡崎が共に本塁打を放ち、必死の追い上げを見せるも実らず。「一戦一戦が勝負なので、落ち込んでも仕方ない。切り替えて明日の試合に臨む」。主将の目は、早くも第二戦に向けられていた 。