フェアプレーの精神で世界に挑む アルティメット日本代表 法学部2年 池田瑠さん

卒業後も競技を続けたいと話す池田さん

アルティメットというスポーツをご存じだろうか。ディスク(フリスビー)を投げてパスをつなぎ、得点する団体競技である。走る・投げる・跳ぶといったさまざまな能力が要求されることからこの名がついた。
慶大には日本代表に選ばれた選手がいる。池田瑠さん(法2)だ。7月22日から28日までカナダで行われたWFDF2013世界U―23アルティメット選手権大会への出場を果たしている。
池田さんは慶大のサークルであるホワイトホーンズに所属しており、サークルと代表合わせて週4日は練習をする。また、代表選手が集まる合宿が月1、2回あり、アルティメット漬けの生活を送っている。
初めて日本代表に選ばれたのは高3の時に「記念のつもりで受けた」というU―19の選考会だった。代表になったことで、「代表としての自覚や責任感を持って活動に臨むようになった」そうだ。
アルティメットの魅力は、フリスビー独特の動きや、ダイブしてキャッチするといったダイナミックなプレーにあるという。男子・女子だけでなく、男女混合のチーム編成があるところもアルティメットならではだ。
審判がおらず、セルフジャッジを用いているところも特徴である。選手たちは「スピリット・オブ・ザ・ゲーム」という責任感のあるフェアプレーに基づき試合を行う。そのため、「紳士的な人が多いと感じる」と話す。
競技人口が少ないアルティメット。しかし、小規模だからこその利点もある。多くの大学では1つしかサークルがないため、練習試合で他大と交流することが多い。代表選手とそうでない選手が一緒になってプレーができるのも、ほかのスポーツとは異なった点だ。
「できれば卒業してからもアルティメットを続けたい」という池田さん。アルティメットにはプロのチームがないため、仕事をしながら社会人チームに所属することになる。
現在も勉学と練習を両立している彼の活躍に、今後も目が離せない。(浦野志都)