後を絶たない飲酒事故 慣習見直し求める

慶應義塾が学生の飲酒事故根絶に腐心している。10月に入って、相次いで公認学生団体の処分を決めた。度重なる飲酒事故を受け、清家篤塾長は先月24日、飲酒慣習の見直しを塾生に求めた。

公認学生団体Aの合宿(9月)中、「コール」による飲酒で、未成年の塾生が急性アルコール中毒で一時意識不明に陥った。Aの処分は1カ月の活動停止(先月19日)。 伊東裕司学生総合センター長は7月24日、サークルの伝統でも「飲酒の強要」を許さない方針を示していた。それでも事故は起きた。

公認学生団体Bの懇親会(6月27日)での多量の飲酒が原因で、尊い命が犠牲になっている。Bは先月9日、解散処分になった。Bでは、「コール」による多量飲酒が常態化。知識の欠如や認識の甘さがあったという。 学生の飲酒事故は後を絶たず、一橋大や法大などは学園祭での全面禁酒に踏み切った。慶應義塾は「学生の飲酒事故を根絶するために厳格な態度で臨む」としている。(公認学生団体A、Bは仮名)