11月25日、10時からメインステージにてK.B.R. Modern Schacksによる三田祭ライブが行われ、大勢の観客に見守られながら魅力的な楽曲の数々を披露した。

 

・Earth Wind and Fire「In the Stone」「September」「Let’s Groove」「Fantasy」「Boogie Wonderland」

・Jackson 5「I Want You Back」

・Diana Ross「I’m Coming Out」

・Aretha Franklin「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」

・Parliament Funkadelic「Cosmic Slop」「Do That Stuff」「Atomic Dog」「Flash Light」の計12曲を演奏し、ステージ企画を盛り立てた。

多くの観客が演奏と共にリズムに乗って、一体感のあるパフォーマンスに酔いしれていた。

迫力のあるステージ

開演が近づくにつれて、次第に人が集まり始めていた。時刻が10時を回り、演奏が始まると3年生を中心とする約20名のメンバーによる大迫力のパフォーマンスに圧倒された。

代表の清水泰地さん(理3)はインタビューで「僕らの代はコロナ禍とかぶっていて、お客さんの数もずっと少なくどうなるかなとは思っていたけど、とりあえずやれるだけやってみようって感じで朝来てみると早くからお客さんが入っていて気持ちよく演奏できたと思います(笑)」と話した。

 

盛り上がるステージ

リズミカルなメロディーに引き寄せられるように、演奏するメンバーと観客が一体となって楽しい空間を共有しているような感覚に包み込む2曲目の「September」は圧巻の完成度で、誰もがこの場を楽しんでいるというのが伝わってきた。清水さんはサークルについて「Schacksは踊れる音楽、古い洋楽をメインでやっていて、歌って踊れる音楽を目指している」と話しており、標榜する音楽を体現するため相当な努力を積んできているのだと強く感じた。また、サークルに所属するメンバーについて「ポップスの源流のような難しい音楽をやっているためメンバーの皆はこだわりが強く、その分個性も強いですが、本気で音楽に取り組むので皆仲良しです」と話していた通り、演奏中のメンバーはお互いを励ますように美しい音色を奏でていた。

 

美声が響き渡っていた

演奏された曲の中で私が最も惹かれたのは、4曲目の「Fantasy」だ。ボーカルの女性の凛とした美声が響き渡り、曲の終盤に向けてゆっくりと盛り上がりが増していく、とてつもない臨場感に鳥肌が立った。来年のステージでも誰もが楽しめる空間が生まれることは間違いないだろう。

真田蓮太