バスケ部・総評 ~アクシデントに苦悩 真の実力発揮できず

 怒涛の2007年であった。キャプテン加藤の怪我に始まり、何度となくアクシデントに見舞われた。そして、リーグ戦開幕では誰もが予想していなかった2部落ち。

 リーグ戦開幕直後、慶大は好調なスタートを切ったように思われた。しかし専修大との試合での加藤のまさかの右腕負傷により、チームの体制が崩れてしまった。リーグ戦中盤以降は1、2年生が中心となるチームで試合に挑んだ。慶大のプレイスタイルはディフェンスからの速攻が基本である。専修大戦以降は、チームの要である加藤不在の新しいチームで戦いに挑んだものの、十分に練習ができなかったためか慶大らしさが発揮されなかった。リーグ戦1部最下位で日程を終了した慶大は、2部1位の大東文化大学と1部残留をかけて対戦した。3回戦までもつれこんだものの、若いメンバーで構成された慶大は、大東文化大に経験の違いで惜しくも敗戦してしまった。2部落ちでモチベーションが下がったまま挑んだインカレ。初戦では、中部学院大に40点差をつけて圧勝した。しかし、2戦目の日大戦はお互いに一歩も譲らない接戦であった。慶大は中盤逆転したものの、集中力が続かなかったのか惜しくも敗れた。試合後、加藤は下級生たちにこう語ったそうだ。「負けてしまったが、決して恥ずかしい試合をしていないし、上を見よう、胸を張っていこう」

 一人ひとりの実力は認められるものの、その実力が十分に発揮されないまま慶大バスケ部の今季は終了した。205㌢の岩下、酒井、二ノ宮など1、2年生の活躍のためにも、来年はぜひ1部に返り咲き、慶大の実力を発揮してもらいたい。

(阪本梨紗子)