第77回早慶バスケットボール定期戦が6月22日、早稲田アリーナで開催された。

両校とも一歩も譲らない攻防が続くも、最終的に慶大がペースを掴み、慶大バスケットボール部は3年ぶりに悲願の早慶戦勝利を果たした。

慶大は、山﨑(総4)、髙田(環4)、工藤(政4)、岩片(環3)、人見(法2)を先発に並べた。

第1Q

両校ともなかなか点が決まらない中、早大が3Pで先制。その直後、慶大も負けじと山﨑が3Pを決め、一進一退の攻防が始まる。慶大はシュートが一度で決まらなくともオフェンスリバウンドで圧倒する。しかし早大のインサイドからの攻撃に対し失点が続き、15―14で第1Qを終える。

第2Q

山﨑中心のオフェンスが続く慶大。序盤、期待のルーキー水谷(環1)の3Pが連続で決まる。その後追い討ちをかけるように山﨑が得点を重ね、慶大が6点リードする展開。しかし中盤、慶大のファールがかさみバスケットカウントにより早大に得点を奪われる。ペースを掴んだ早大のシュートが立て続けに決まり、逆転を許す。慶大はオールコートマンツーマンディフェンスをするも、前半を30―35で折り返す。

第3Q

後半になり、今年度からチームの司令塔を務め、急成長を遂げている人見が3Pを2連続で決める。その後、この日圧倒的な存在感を放っていた山﨑が3連続で得点を決め、観客を魅せる。早大はフリースローで得点を重ねるも54―49と慶大は逆転する。

第4Q

最終Qも、慶大は攻撃の手を緩めない。そして早大の攻撃を慶大一丸となって阻止する。試合終盤、副将・髙田が連続で得点を決め、残り時間1分で点差は7点。そのまま点差が縮まることはなく、71―63で慶大が勝利を収めた。

 

慶大の気持ちのこもったプレーに会場中が魅了され、慶大の今季の目標「早慶戦勝利」の達成を会場中が祝福した。特に主将・山﨑は1試合で最多26点得点し、早大を圧倒した。慶大のチーム力、強く勝利を望む気持ちが引き寄せた勝利といえるだろう。

(髙根奈々)

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