「完全食」体験談

新学期が始まる。4月からインターンやボランティア、起業に精を出す皆さんにとって一日はとても短い。

限られた時間で最大量のタスクをアチーブしようとするとき、私たちの前に立ちはだかるのは数々の生理現象である。その中でも食欲を満たすには、食べる、調理、片付けの3フェーズをクリアしなくてはならない。これが実に面倒くさい。

こうした不満を解決するためにローンチされたのが完全食だ。完全食とはその名の通り、それ一つを摂取するだけで生命維持に必要な栄養素をすべて補給できる食品を指す。その代表格であるアメリカのSoylentはプロテインのように「粉末を水に溶かして飲む」という摂取の容易さで人気を博し、供給が追いつかないほど人気を集めている。

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今回はそのSoylentにインスパイアされ、日本の会社が商品化したCOMPを実際に筆者が体験してみた。

COMPはSoylentと同様に粉末状の製品で、水やジュースなどに溶かして摂取する。一日3食とした場合、一食の摂取目安量は男性が1‌7‌9グラム、女性が1‌3‌6グラムだ。一食あたりの値段は男性で約5‌5‌6円、女性で約4‌2‌2円になる。

専用シェーカーを買い忘れた筆者ははかりで粉末の重さを量り、計量カップで水を計って水筒に入れ、シェイクした。できあがったものはとろとろとしたミルクシェイクのような液体でコップ4杯分くらいの量になった。

気になる味はというと、濃厚な豆乳のようにモッタリとした舌触りで甘みがある。大豆特有の青臭さは特にない。完全食という耳慣れない名前から、相当な覚悟をしていたが意外にも飲みやすいものだった。体験してみて気づいた問題点は「専用シェーカーがないと器具の準備が面倒であること」「甘いものが苦手な人にとってコップ4杯飲むのは大変なこと」「一杯あたりの値段が弁当とさほど変わらないこと」の3つだ。

これから完全食市場が大きくなり、これらの問題が改善される可能性は大いにある。勉強や仕事、趣味の傍らに完全食があるという日も近い。
(田島健志)

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