気軽に複数人で花束作り
慶大大学院メディアデザイン研究科(KMD)は2月1日、友達同士でオリジナルの花束とブーケ風よせがきをデザインして贈れるWEBサービス「bouquet」を開発。サービス提供サイトの正式リリースを発表した。
このサービスの最大の特徴は新しプレゼントのスタイルを提案している点にある。従来のプレゼントは1対1の形が基本だったが、ソーシャルメディアの活用により複数人から集めた花を一つの花束にして贈ることができる。
ブーケの購入者はウェブ上で花のイメージを買い、それをバーチャルブーケに配置。また、お祝いのコメントを寄せ書きすることもできる。そしてウェブ上のデザインをもとに作られた花束は全国の花屋から受取人に届けられる。
このサービスは20代と30代が花を買う機会が減る中、花を贈って感謝や祝福の気持ちを伝える習慣を次世代につなげることを目的として立ち上げられた。そのため、若者が参加しやすいようにソーシャルメディアを活用し、一口525円からの手頃な価格に設定するなど工夫している。
本プロジェクトは、KMDの学生2人を中心とした産学協同プロジェクトとして始動。学生自らスポンサーを探し、専門家らの協力も得て開発した。開発者の一人である木村貴史さんは大学生に対して、「友人の誕生日などお祝いの機会に利用してほしい。学生のうちから花を贈る文化を体験すれば、社会に出てお礼やコミュニケーションにも役立つ」と話した。