《学問の魅力を聞いてきた》商学部 清水聰教授

学問の魅力を聞いてきた

 

商学とは、どのように商品をお客様にお届けして満足していただくかという全体的な流れを見ていく学問です。それを応用し、お客様の満足を得るために、どんな商品を作れば良いかを調査したり、より多くの人に見てもらうための広告を考えたりします。また最近では、商品がSNS上で話題になる方法を考えることもあります。自分の身に置き換えて考えやすい学問なので、自分だったらどうするかという視点で学ぶと頭に入りやすいと思います。そういった点で、福澤諭吉の理念である「実学の精神」を最も反映した学問と言えます。

この学問の基礎には、経営、会計、商業、経済・産業の4つの分野があります。しかし、決してこのうちのひとつの分野だけを極めればいいのではありません。店ひとつにしても最適な利益を上げるためにはこの4つの視点から、同時に考えなければ経営はうまくいかないのです。1、2年生の間に4分野の基礎をしっかり学び、その中で興味を持った分野を3年生からのゼミで研究してほしいです。

商学部でも、経済学や統計学などといった、経済学部で学ぶ内容の授業があります。商学部は経済学部とどう違うのか、疑問に思う人もいるかと思いますが、経済学が国や地方の経済の流れを学ぶ学問であるのに対し、商学は一つの企業の繁栄について考える学問です。国の政策など、大きな流れの中でどう企業を発達させるかを考える上で、経済学を知っておく必要があります。

慶大商学部の魅力の一つとして、教授の多さが挙げられます。例えば、マーケティング分野だけでも10人程います。そのため、バラエティーに富んだ勉強や研究ができます。

商学を学ぶことで、CMや商品などといった身近なものを、商学的な見方で見る感覚が身につきます。それを自分なりに考えられるのが商学の面白いところで、世の中に対する視野も広がるでしょう。

(聞き手=石嶺まなか)


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