三田祭では様々な食べ物が売られていて、その中にはめずらしいものもいくつかある。その中のひとつが土居丈朗研究所(Doino’s Pizza)と天文研究会(Bouno!フリッツァ)が販売する「フリッツァ」だ。

フリッツァとはピザの具を生地で包んで揚げたものだ。ナポリで人気のピッツァフリッタ(揚げピザ)を日本風に改良したものらしい。

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ご飯にもおやつにも(土居丈朗研究会)
ご飯にもおやつにも
(土居研究会)

土居丈朗研究会の沓名さんは「作るところで大変なところは、外はかりっと、中はとろっとしなければならないところ。味はピザチーズ、ジェノヴァ、シナモンアップル、チョコバナナの4種類。売れているのは定番のピザチーズとジェノヴァだが、おすすめはオリジナルのチョコバナナ。学祭の定番である、チョコバナナを使ったら面白いのではないかと思って考えた」と、語っている。そこで私はおススメのチョコバナナをいただいた。生地はもちもち、中のチョコはあつあつでとろっとしていて相性抜群だった。



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 出来立てのフリッツァはアツアツだ(天文研究会)
出来立てのフリッツァはアツアツだ
(天文研究会)

次に天文研究会を訪れた。天文研究会の柳沼さんは「フリッツアは毎年伝統でやっている。こだわりは揚げる時間。中まで火を通さなければいけないので難しい。あと、中身がこぼれないようにしっかり閉じることも重要。味はボロネーゼ、ジェノベーゼ、キャラメルバナナの3種類。キャラメルバナナは今年からの新作で、女性に人気が出るのではと思い開発した。オススメは定番のジェノベーゼだ」と語っていた。今回、私はジェノベーゼをいただいた。外はかりっと揚がっており、中の生地はもっちりとしていた。中のバジルソースとジャガイモ、ハムの相性がとても良かった。


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同じフリッツァでも見た目も味も大きく異なっていた。みなさんも2つの団体を訪れて食べ比べをしてみてはいかがですか?(八鍬優花)