「かながわマイカルテ」実現に向けて 個人情報開示範囲の設定が課題

「マイカルテ」シンポジウム「住民が自らの健康・医療情報を活用するために」~「かながわマイカルテ」実現に向けて~が先月17日、日吉キャンパス協生館の藤原洋記念ホールで開催された。神奈川県知事である黒岩祐治氏をはじめ、国立病院機構京都医療センター医療情報部長の北岡有喜氏、徳島大学病院病院情報センター部長の森川富昭氏らが講演、パネルディスカッションを行なった。村井純環境情報学部長も参加した。

神奈川県は住民一人ひとりの健康情報、医療情報が載ったカルテを電子化し、住民が閲覧できるようにする「マイカルテ」の導入を検討している。従来の経験と勘による治療だけでなく、解析されたデータによる治療が可能になる。また住民も自分の健康状態の管理が容易になり、健康状態把握の動機づけになるという。

その一方で個人情報を管理するにあたり、どの情報をどこまで開示、共有するのかという課題も残されており、パネルディスカッションでは集中的に審議された。黒岩知事は「診療情報革命を神奈川県から起こそうではないか」と話し、システム実現への意欲を示した。