解体作業の始まった第五校舎
解体作業の始まった第五校舎
日吉キャンパス内、第5校舎が老朽化のため解体されることとなった。解体工事は既に始まっており、今年12月までに終了する予定。跡地は庭園となる。比較的小規模な教室を数多く持つこの校舎では、2009年3月まで外国語やゼミ形式の授業が行われてきた。
1962年9月に竣工した第5校舎は、鉄筋コンクリート造り、地上4階、地下1階建て。オーディオビジュアル機器やLL教室を備え、当時としては先進的な外国語教育の研究と実践がなされた。これらの機能は現在、1994年3月に竣工した第3校舎に移行している。
1990年代前半には、「研究工房A―D」という4つの部屋が設置され、教職員と学生が一体となって「新しい〈知〉の創造」というコンセプトのもと授業・研究・課外活動などの枠を超えたさまざまなプロジェクトを展開。このプロジェクトは新たな教養教育モデルの構築に影響を与えた。