ラジオ100周年。この1世紀、ラジオをはじめとするさまざまなメディアが誕生し、人々を繋げてきた。三田祭2日目を迎える今日、この100周年を記念する講演会『今、ラジオ全盛期』が開催された。パーソナリティはお笑いトリオ・トンツカタンの森本晋太郎さんとニッポン放送の冨山雄一さん。講演会では、オールナイトニッポンを手がける冨山さんからラジオ番組を作ることの難しさや面白さ、ここ20年間のさまざまなウラ話が語られ、場は大いに盛り上がった。
オールドメディアの停滞がささやかれて久しい今日、ラジオは例外的に大きな盛り上がりをみせている。なかでもオールナイトニッポンは驚異的なV字回復を達成し、ラジオ復活の潮流を象徴した。ニッポン放送の冨山さんは、若者人気のあるミュージシャンたちのラジオ出演が一つ大きなきっかけであるという。
しかし、同時にこのような興隆はずっと続くわけではない。冨山さんもメディア業界に限らず、さまざまな業界の研究を通して、ラジオを盛り上げる道を探し続けているという。また講演会途中では、特別企画『オールナイト三田祭』が開催。森本さんと冨山さんが参加者からのお便りと向き合いながら、ラジオの今後について話し合った。
※本記事は三田祭実行委員会から特別に許可を得て掲載しております。この講演会は録画・録音・SNSへの掲載その他一切の内容口外が禁止されています。
(安藤叡)