昨年行われたミス慶應コンテスト2020でグランプリに選ばれた坂本奈優さん。どのような思いでミスコンに臨んだのか、そして振り返ってみてどのような半年であったのか、グランプリを受賞した率直な気持ちを取材した。

 

ミス慶應出場のきっかけは何でしょうか?

もともと、地元の山口県で部活ばかりやっていたんです。もちろんそこで成長することや学ぶことも多かったんですけど、去年別のコンテスト(フレッシュキャンパスコンテスト)で審査員特別賞を受賞したときに、半年間の活動期間でこんなに変われるんだって学べたんです。それで、ミス慶應に出たらまた違う変化に出会えるかなと思ったのがきっかけです。あとは周りの人の声もありましたね。

 

〇コロナ禍ならではの苦労はありましたか?

写真撮影でも直前までマスクをしているので、すぐにメイクを直さないといけなかったり、SNSの投稿も適切かどうか考えないといけないなど、ちょっとした「ひと手間」が増えたことですね。

 

〇フィナーレ当日の心境を教えてください

普段の撮影に行くときと同じ心境でした。表彰式まで緊張はしていなかったですね。受賞が分かってからは、うれしい気持ちでいっぱいなのは間違いないんですけど、「あっ、グランプリ取ったんだ」、っていうのが率直な気持ちでした(笑)。中間発表もなかったですし、得票数がどのくらいなのかも分からないので、「自分が絶対獲れる」っていう確信はなかったんです。

 

 

〇ミスコン期間で楽しかった思い出を教えてください

この活動をしてなかったら経験できなかったようなことが出来たのが楽しかったですね。雑誌撮影とか、他大学のミスコンファイナリストとの交流とか。

そういう人ってやっぱりお遊び程度でやっている人は一人もいなくて、覚悟をもって出てる人ばかりでした。そういう人たちと友達になれたのが、私にとってこの活動をやっていて良かったと思えることの一つです。

 

〇ファイナリストとしての信念はありましたか?

丁寧な活動をしようと心がけていました。例えば、SNS上でのファンへの返信も、一律で「ありがとうございます」ではなくて、内容に合わせた返信をするといったことです。最初からこれを心がけていたので大変ではありましたが、決めたことは最後まで継続して、やれることは全部全力でやるようにしていました。

 

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