企画

《塾員インタビュー》「自分らしさ」を高め音楽の世界に 高尾奏之介氏

本人提供

作曲家としての顔

高校で軽音部に入ってバンドを始めたのが曲を作るきっかけでした。作曲するメンバーがいて、自分もできるかなとやってみました。クラシックの作曲の理論はずっと学んでいたので、そこからポピュラー音楽の作り方を理解した感じです。

慶大2年の時に声優アーティスト、小倉唯さんに書いた「ハイタッチ☆メモリー」という楽曲がコンペで採用され、アニメ主題歌になってオリコントップ10入りしました。それがきっかけで今の事務所に入ることになりました。仮歌は妹に頼んでの採用でしたが、今はその妹も声優になって小倉さんとたまに共演しているようです(笑)。

曲を作る際に心がけていることは、歌ものであればその曲を誰が歌うのか、誰が聴くのかを意識することと、音楽的なキャッチーさを大切にしています。ポピュラーの曲を作るときもクラシックで身に付けた音楽の捉え方や和声感が役に立っている点がたくさんあります。いろんなことを知った今だからこそ、クラシックも積極的にやりたいと思うようになりました。

今後について

現在、作編曲とピアノの仕事の両方をやらせていただいていますが、メインでやっているアニメ主題歌や挿入歌など歌もの制作も大切にしつつ、ドラマや映画の劇伴を担当できる機会があればいいですね。大河ドラマのような大きな舞台で音楽制作ができたら嬉しいです。その上で自分の曲をピアノ演奏することが今の夢かもしれません。

テレビや映画でピアノ演奏させてもらうようになったのは先日、ヴェネツィア国際映画祭で受賞された黒沢清監督が2008年に作られた「トウキョウソナタ」でラストシーンの「月の光」を演奏させてもらってからです。いつかまたご一緒できて、作品作りもできたらとても幸せです。

塾生へのメッセージ

慶大で学んだ中で一番心に残っている言葉は「好きなことをやれ」です。作曲家・ピアニストの職業は自分のやりたい作品を自由にコツコツ作り上げる世界で、僕にとっては幸せな環境で楽しく仕事しています。皆さんもこれからどんな職業に向き合っていかれるか、道は違ってもそれぞれの道が広く前に伸びていると思います。その道を進む上で学生時代の友達とのつながりを大切に、信頼関係を力として明るい未来を歩んでいただければと思います。

コロナの影響で人と人のつながりが希薄な時代になりそうです。しかし、塾生のつながりの強さはそれをしのぐ力を持っていると信じています。慶大で学んだ力を共に発揮しましょう。

(中西美結)

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