《MITASAI REPORT-2020》 groove 秋を彩る華やかさとアットホーム感あふれるステージ

初日のお昼のステージを彩ったのは軽音サークルgroove。2010年に設立された軽音グループだ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「Re:Re:」から演奏がスタートすると、鮮やかなライトに彩られ、華やかなギターの音色が響いた。そこにボーカルの力強い声が加わり、ポップでありながら重厚な1曲に仕上げていた。

2曲目は斉藤和義の「ずっと好きだった」。一曲目のポップな曲調からは少し変わった伸びやかな歌声。中間のギターの楽しげなセッションと相まって、青春の甘酸っぱさを歌い上げていた。

 

 

3曲目は銀杏BOYZの「銀河鉄道の夜」。女性3人組による演奏で、甘い歌声が響いた。ボーカルのこちらまで微笑んでしまうような、やわらかい笑顔が印象的。サビの透明感のあるハーモニーが、綺麗な夜空を想起させた。4曲目はきのこ帝国の「国道スロープ」。前奏から笑顔があふれる。こちらは柔らかさに加えてキレのある歌声。曲のクライマックスに向かうと、ギター・ドラム・ベースの個性ある音色と共に、熱量の高まりがこちらにも伝わってくるような、力強いハモリが響いた。

 

フィナーレはきのこ帝国の「東京」。観客を優しく包み込むような歌声。秋の日差しが差し込むステージで、歌詞にもあるような「光」が感じられる、暖かな印象を纏った演奏を作り上げた。余韻を残しつつ、ステージは幕を閉じた。

(西室美波)